共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問16 (数学Ⅰ・数学A(第2問) 問4)
問題文
〔1〕p,qを実数とする。
花子さんと太郎さんは、次の二つの2次方程式について考えている。
x2+px+q=0・・・・・①
x2+qx+p=0・・・・・②
①または②を満たす実数xの個数をnとおく。
(2)p=-6のとき、n=3になる場合を考える。
花子:例えば、①と②をともに満たす実数xがあるときはn=3になりそうだね。
太郎:それをαとしたら、α2-6α+q=0とα2+qα-6=0が成り立つよ。
花子:なるほど。それならば、α2を消去すれば、αの値が求められそうだね。
太郎:確かにαの値が求まるけど、実際にn=3となっているかどうかの確認が必要だね。
花子:これ以外にもn=3となる場合がありそうだね。
n=3となるqの値は
q=( ウ ),( エ )
である。ただし、( ウ )<( エ )とする。
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問題
共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問16(数学Ⅰ・数学A(第2問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
〔1〕p,qを実数とする。
花子さんと太郎さんは、次の二つの2次方程式について考えている。
x2+px+q=0・・・・・①
x2+qx+p=0・・・・・②
①または②を満たす実数xの個数をnとおく。
(2)p=-6のとき、n=3になる場合を考える。
花子:例えば、①と②をともに満たす実数xがあるときはn=3になりそうだね。
太郎:それをαとしたら、α2-6α+q=0とα2+qα-6=0が成り立つよ。
花子:なるほど。それならば、α2を消去すれば、αの値が求められそうだね。
太郎:確かにαの値が求まるけど、実際にn=3となっているかどうかの確認が必要だね。
花子:これ以外にもn=3となる場合がありそうだね。
n=3となるqの値は
q=( ウ ),( エ )
である。ただし、( ウ )<( エ )とする。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題では、2つの2次方程式の解を合わせたときに、異なる実数解が3個になる条件を考えます。
与えられた2つの方程式は、p=−6 なので
① x²−6x+q=0
② x²+qx−6=0
です。
n=3になるには、2つの方程式の解を合わせたときに、異なる実数が3個になればよいです。
そのためには、主に次の2通りを考えます。
・2つの方程式が実数解を2個ずつもち、そのうち1個だけ共通
・どちらか一方が重解をもつ
①と②をともに満たす実数を α とします。
すると
α²−6α+q=0
α²+qα−6=0
が成り立ちます。
ここで、上の式から下の式を引くと
−6α+q−qα+6=0
整理して
(q+6)(1−α)=0
となります。
つまり、
q=−6
または α=1
です。
ただし q=−6 のときは、①と②は同じ方程式になってしまいます。
その場合、解の個数はふつう2個までなので、n=3にはなりません。
したがって、n=3になるために共通解があるなら、共通解は1です。
そこで x=1 を①に代入すると
1−6+q=0
より
q=5
です。
このとき
① x²−6x+5=0
② x²+5x−6=0
となり、
①の解は 1,5
②の解は 1,−6
です。
合わせると、異なる実数解は
−6,1,5
の3個です。
したがって、q=5 は条件を満たします。
①が重解をもつには、判別式が0になればよいです。
①の判別式は
(−6)²−4q=36−4q
です。
これが0なので
36−4q=0
q=9
です。
このとき①は重解をもちます。
一方、②は
x²+9x−6=0
で、判別式は
9²−4×1×(−6)=81+24=105
なので、異なる実数解を2個もちます。
さらに、①の重解は x=3 で、②に代入すると
9+27−6=30
となるので、共通解ではありません。
したがって、このとき解を合わせると
1個+2個=3個
になり、q=9 も条件を満たします。
したがって、
n=3となるqの値は5と9 です。
問題では (ウ)<(エ) としているので、9が正解です。
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02
文意にあるように(α2-6α+q)ー(α2+qα-6)=0
すると
-(6+q)α+(6+q)=0
↔(6+q)(-α+1)=0
よってq=-6もしくはα=1のとき成立すします。
(ⅰ)q=-6のとき
方程式①、②は同じ方程式になるためn≠3です。
(ⅱ)α=1のとき
α2-6α+q=0より
12-6・1+q=0
↔q=5
このとき方程式①、②は以下のようになります。
x2-6x+5=0・・・①'↔(x-5)(x-1)=0↔x=1,5
x2+5x-6=0・・・②'↔(x+6)(x-1)=0↔x=-6,1
従ってn=3となることが分かります。
今回の花子さんたちの会話では、方程式①、②に共通解がある場合の話であったが、問1〔1〕(1)のように、片方の方程式が重解を持つ場合も考慮する必要があります。
(ⅲ)方程式①が重解を持つ場合
x2-6x+q=0
↔(x-3)2+q-9=0
↔q-9=0
↔q=9
このとき方程式②は
x2+9x-6=0
↔x=(-9±√105)/2
従ってn=3となることが分かります。
(ⅳ)方程式②が重解を持つ場合
x2+qx-6=0
定数項が負になるような重解は存在しないため、不適です。
従ってウ<エより
q=5,9となります。
不正解です。
不正解です。
正解です。
不正解です。
会話の内容だけでは全事象を把握できないため、前問での重解を参考に場合分けできると最適です。
また実際にn=3になるか解を求めることも大事です。
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