大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問31 (数学Ⅰ・数学A(第3問) 問3)
問題文
複数人がそれぞれプレゼントを一つずつ持ち寄り、交換会を開く。ただし、プレゼントはすべて異なるとする。プレゼントの交換は次の手順で行う。
手順
外見が同じ袋を人数分用意し、各袋にプレゼントを一つずつ入れたうえで、各参加者に袋を一つずつでたらめに配る。各参加者は配られた袋の中のプレゼントを受け取る。
交換の結果、1人でも自分の持参したプレゼントを受け取った場合は、交換をやり直す。そして、全員が自分以外の人の持参したプレゼントを受け取ったところで交換会を終了する。
(1)2人または3人で交換会を開く場合を考える。
(ⅱ)3人で交換会を開く場合、1回目の交換で交換会が終了するプレゼントの受け取り方は( エ )通りある。したがって、1回目の交換で交換会が終了する確率は( オ/カ )である。
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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問31(数学Ⅰ・数学A(第3問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
複数人がそれぞれプレゼントを一つずつ持ち寄り、交換会を開く。ただし、プレゼントはすべて異なるとする。プレゼントの交換は次の手順で行う。
手順
外見が同じ袋を人数分用意し、各袋にプレゼントを一つずつ入れたうえで、各参加者に袋を一つずつでたらめに配る。各参加者は配られた袋の中のプレゼントを受け取る。
交換の結果、1人でも自分の持参したプレゼントを受け取った場合は、交換をやり直す。そして、全員が自分以外の人の持参したプレゼントを受け取ったところで交換会を終了する。
(1)2人または3人で交換会を開く場合を考える。
(ⅱ)3人で交換会を開く場合、1回目の交換で交換会が終了するプレゼントの受け取り方は( エ )通りある。したがって、1回目の交換で交換会が終了する確率は( オ/カ )である。
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この過去問の解説 (1件)
01
場合の数と確率の問題です。
公式をきちんと使えることも大切ですが、
数が少ない場合は実際に考えられるパターンを書いてみて、
自分の回答が間違っていないか確認するようにしましょう。
3人をそれぞれA,B,Cと表記し、それぞれが持ってきたプレゼントをa,b,cと表記することとします。
また、プレゼント交換をする前、つまりAがa、Bがb、Cがcを持っている状態を、(a,b,c)と表記することとします。
1回目の交換で交換会が終了するプレゼントの受け取り方
= 1回目の交換会後のプレゼントの受け取り方の総数 - 1回目の交換で交換会が終了しないプレゼントの受け取り方
と考えます。
まず、1回目の交換会後のプレゼントの受け取り方の総数は、
Aがa,b,cのどれか1つを選び、続いてBが残った2つのどちらかを選び、余りをCが受け取ると考えると、
(Aの選択肢)×(Bの選択肢)×(Cの選択肢) = 3 ×2 × 1 = 6(通り) になります。
続いて、1回目の交換で交換会が終了するプレゼントの受け取り方を考えます。
最初にAがb,cのどちらか1つを選びます。
(1)Aがbを選んだ場合、プレゼントはaとcが残っています。
Cがcを受け取ることはできないので、必然的に(b,c,a)の1通りになります。
(2)Aがcを選んだ場合、プレゼントはaとbが残っています。
Bがbを受け取ることはできないので、必然的に(c,a,b)の1通りになります。
(つまり、Aがbかcのどちらかを受け取った時点で、BとCが勝手に決まる、すなわち選択肢が1つしかないことになります。)
よって、1回目の交換で交換会が終了しないプレゼントの受け取り方は、
(Aの選択肢)×(Bの選択肢)×(Cの選択肢) = 2 ×1 × 1 = 2通りになります。
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