大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問99 (数学Ⅱ・数学B(第4問) 問9)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問99(数学Ⅱ・数学B(第4問) 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

( ケ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。

花子さんは、毎年の初めに預金口座に一定額の入金をすることにした。この入金を始める前における花子さんの預金は10万円である。ここで、預金とは預金口座にあるお金の額のことである。預金には年利1%で利息がつき、ある年の初めの預金がx万円であれば、その年の終わりには預金は1.01x万円となる。次の年の初めには1.01x万円に入金額を加えたものが預金となる。
毎年の初めの入金額をp万円とし、n年目の初めの預金をan万円とおく。ただし、p>0とし、nは自然数とする。
例えば、a1=10+p、a2=1.01(10+p)+pである。

(1)anを求めるために二つの方針で考える。

<方針1>
n年目の初めの預金と(n+1)年目の初めの預金との関係に着目して考える。

3年目の初めの預金a3万円について、a3=( ア )である。すべての自然数nについて
an+1=( イ )an+( ウ )
が成り立つ。これは
an+1+( エ )=( オ )(an+[ エ ])
と変形でき、anを求めることができる。

<方針2>
もともと預金口座にあった10万円と毎年の初めに入金したp万円について、n年目の初めにそれぞれがいくらになるかに着目して考える。

もともと預金口座にあった10万円は、2年目の初めには10✕1.01万円になり、3年目の初めには10✕1.012万円になる。同様に考えるとn年目の初めには10✕1.01n−1万円になる。
問題文の画像
  • 100✕1.01n
  • 100(1.01n−1)
  • 100(1.01n−1−1)
  • n+1.01n−1−1
  • 0.01(101n−1)
  • n✕1.01n−1/2

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

1年目の初めに入金したp万円のn年目の初めの預金は、もともと預金口座にあった10万円のn年目の初めの預金と同様に考えることができます。

1年目の初めに入金したp万円は、2年目の初めにはp✕1.01万円になり、3年目の初めにはp✕1.012万円になります。

同様に考えるとn年目の初めにはp✕1.01n−1万円になります。

 

2年目の初めに入金したp万円は、3年目の初めにはp✕1.01万円になり、4年目の初めにはp✕1.012万円になります。

同様に考えるとn年目の初めにはp✕1.01n−2万円になります。

 

n年目の初めに入金したp万円は、n年目の初めにはp万円のままになります。

上記より、anは次のように表すことができます。

an=10✕1.01n−1+p×1.01n-1+p×1.01n-2+・・・+p

an=10✕1.01n−1+p×(1.01n-1+1.01n-2+・・・+1)

an=10✕1.01n−1+p×(1.01n-1+1.01n-2+・・・+1.010)

an=10✕1.01n−1+p×(1.011-1+・・・+1.01(n-1)-1+1.01n-1)

an=10✕1.01n−1+nk=11.01k-1

 

前問よりan=10✕1.01n−1+nk=11.01k-1と表すことができます。

nk=11.01k-1は等比数列の和の公式∑nk=1rk-1=(1-rn)/(1-r)を使って求めることができます。

nk=11.01k-1=(1-1.01n)/(1-1.01)

                     =(1-1.01n)/(-0.01)

                     =(1-1.01n)×(-100)

                     =100(1.01n-1)

選択肢2. 100(1.01n−1)

正解の選択肢です。

参考になった数0

02

前問までで、次のことを確認しました。

1年目の初めに入金したp万円は、n年目の初めには
p×1.01(n−1) 万円

2年目の初めに入金したp万円は、n年目の初めには
p×1.01(n−2) 万円

n年目の初めに入金したp万円は、そのまま
p 万円

 

したがって、

an=10×1.01(n−1)+p×1.01(n−1)+p×1.01(n−2)+…+p

となります。
これを和の記号でまとめると、

an=10×1.01(n−1)+pΣ[k=1→n]1.01(k−1)

です。

 

今回は、この

Σ[k=1→n]1.01(k−1)

が何になるかを求める問題です。

選択肢2. 100(1.01n−1)

これが当てはまります。


等比数列の和の公式

1+r+r2+…+r(n−1)=(rn−1)/(r−1)

を使い、r=1.01とすると、

Σ[k=1→n]1.01(k−1)=(1.01n−1)/(1.01−1)

です。
ここで 1.01−1=0.01 なので、

(1.01n−1)/0.01=100(1.01n−1)

となります。

参考になった数0