大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問95 (数学Ⅱ・数学B(第3問) 問14)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問95(数学Ⅱ・数学B(第3問) 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

( ナ )にあてはまるものを1つ選べ。

以下の問題を解答するにあたっては、必要に応じて 正規分布表(リンク) を用いてもよい。

1、2、3、4の数字がそれぞれ一つずつ書かれた4枚の白のカードが箱Aに、1、2、3、4の数字がそれぞれ一つずつ書かれた4枚の赤のカードが箱Bに入っている。箱A、Bからそれぞれ1枚ずつのカードを無作為に取り出し、取り出したカードの数字を確認してからもとに戻す試行について、次のように確率変数X、Yを定める。

「確率変数X」
取り出した白のカードに書かれた数と赤のカードに書かれた数の小さい方の数(書かれた数が等しい場合はその数)をXの値とする。

「確率変数Y」
取り出した白のカードに書かれた数と赤のカードに書かれた数の大きい方の数(書かれた数が等しい場合はその数)をYの値とする。

太郎さんは、この試行を2回繰り返したときに記録された2個の数の平均値t2=2.50と、100回繰り返したときに記録された100個の数の平均値t100=2.95が書いてあるメモを見つけた。メモに関する太郎さんの記憶は次のとおりである。

<太郎さんの記憶>
メモに書かれていたt2とt100は「確率変数X」の平均値である。

太郎さんは、このメモに書かれていたt2とt100が「確率変数X」か「確率変数Y」のうちどちらか一方の平均値であったことは覚えていたが、太郎さんの記憶における
「確率変数X」の部分が確かでなく、もしかしたら「確率変数Y」だったかもしれないと感じている。このことについて、太郎さんが花子さんに相談したところ、花子さんは、太郎さんが見つけたメモに書かれていた二つの平均値をもとにして太郎さんの記憶が正しいかどうかがわかるのではないかと考えた。

問題文の画像
  • 1.693
  • 1.875
  • 2.057
  • 2.740
  • 2.769
  • 2.798
  • 3.102
  • 3.131
  • 3.160

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この過去問の解説 (3件)

01

信頼区間を求める問題ですね。

 

…(中略)…

 

殆どの人にとっては以下の知識と公式を用いるのが最適でしょう。

 

母標準偏差をσ(X),標本平均をX-,標本の大きさをnとする。

このとき母平均mxの信頼区間は

X-)-z・σ(X)/√n≦mx≦(X-)+z・σ/√n

ただし、信頼区間95%のときz=1.96

 

 

今回はY-=2.95であったときの、myの信頼度95%の信頼区間を求めましょう。

しかしこの問題、わざわざ計算する必要はありません。

 

信頼区間を求める公式に必要な値は母標準偏差σ(Y), 標本平均Y-, 標本の大きさnでしたね。

(ス)よりσ(Y)=σ(X)=√55/8

Y-=2.95

n=100

 

すべて同じ値を示していますから、計算結果は前回と同じになります。

選択肢8. 3.131

母標準偏差σ(X)=√55/8

(ただし本問においては√55=7.4とする)

標本平均X-=2.95

大きさn=100

z=1.96

を公式に代入します。

 

X-)-z・σ(X)/√n≦mx≦(X-)+z・σ/√n

2.95-1.96・(7.4/8)/√100≦mX≦2.95+1.96・(7.4/8)/√100

2.95-0.1813≦mx≦2.95+0.1813

2.769≦mX≦3.131

 

同様にして、2.769≦my≦3.131

したがって、答えは (ナ)=3.131 です。

まとめ

計算式が同じであることに気付けば、かなりの時間短縮になるでしょう。

参考になった数0

02

スの回答

分散・標準偏差についての復習です。

元の変量に対して、

 分散標準偏差
b加える変わらない変わらない
a倍するa2倍になる|a|倍になる

の関係が成り立ちます。

 

Zは元の変量Xに-1倍して5を加えているので、

σ(Z)=|-1|σ(X)

      =σ(X)

 

よって、

σ(Y)=σ(X)

 

 

ツテの回答

母標準偏差をσ、標本平均をX-

標本の大きさをnとすると、

母平均mの信頼区間の式は、

X--z0・σ/√n≦m≦X-+z0・σ/√n

 

z0は今回信頼度が95%なので、

正規分布表で0.475になるz0を探します。

よって、z0=1.96

 

また、

母標準偏差σ=√55/8

標本平均X-=2.95

大きさn=100

なので、

求める信頼区間は

2.95-1.96×√55/8/√100≦mx≦2.95+1.96×√55/8/√100

2.95-1.96×7.4/8/10≦mx≦2.95+1.96×7.4/8/10

2.95-1.96×7.4/80≦mx≦2.95+1.96×7.4/80

2.95-0.1813≦mx≦2.95+0.1813

2.7687≦mx≦3.1313

となります。

よって、

2.769≦mx≦3.131

 

Xのときと同様にYの信頼区間を求めます。

 

スの回答よりσ(Y)=σ(X)なので、

母標準偏差は√55/8となります。

また、

標本平均2.95・大きさ100も同じなので

信頼区間の計算は前問の式と同じになります。

 

よって、

2.769≦mY≦3.131

選択肢8. 3.131

正解です。

参考になった数0

03

この解説ではYバーをY_と書きます

復習
母標準偏差をσ,標本平均をY_,標本の大きさをn、信頼度を95%とするとき、母平均の信頼区間を求める式は

X_-z0σ/√n≦m≦X_+z0σ/√n

で与えられる。
(本問では正規分布表よりz0=1.96)

復習を参考にしながら、信頼区間を求めていきます。
σ(Y)=σ(X)だったことから、各値を代入すれば、

2.95-1.96×(7.4/8)/√100≦mX≦2.95+1.96×(7.4/8)/√100

となり、計算すると、

2.769≦mY≦3.131

となり、に入るのは3.131であることがわかります。

選択肢1. 1.693

に入るのは3.131である
より誤

選択肢2. 1.875

に入るのは3.131である
より誤

選択肢3. 2.057

に入るのは3.131である
より誤

選択肢4. 2.740

に入るのは3.131である
より誤

選択肢5. 2.769

に入るのは3.131である
より誤

選択肢6. 2.798

に入るのは3.131である
より誤

選択肢7. 3.102

に入るのは3.131である
より誤

選択肢8. 3.131

に入るのは3.131である
より正

選択肢9. 3.160

に入るのは3.131である
より誤

まとめ

信頼区間が95%のとき、係数は1.96で計算すること

信頼区間が99%のとき、係数は2.58で計算すること
は覚えておくか、正規分布表から求められるようにしましょう。
また、計算が煩雑になることがあるので、まずはしっかり信頼区間の求め方を押さえたうえで落ち着いて計算しましょう。

参考になった数0