大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問45 (数学Ⅰ・数学A(第4問) 問8)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問45(数学Ⅰ・数学A(第4問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

ある行事で、主催者が次のゲームを計画している。

ゲーム
参加者はくじを最大3回引き、当たりが出たら、1200円相当の景品を主催者から受け取り、以降はくじを引かない。参加者はくじを1回目、2回目、3回目で異なる箱から引く。1回目のくじ引きで当たりが出なかった場合は2回目のくじを引き、2回目のくじ引きでも当たりが出なかった場合は3回目のくじを引く。主催者は、当たりの出る確率について次のとおり設定する。
●1回目に当たりが出る確率は3/16である。
●1回目に当たりが出ず、かつ2回目に当たりが出る確率は1/8である。
●1回目、3回目ともに当たりが出ず、かつ3回目に当たりが出る確率は1/16である。

ゲームの参加料について、主催者は2種類の支払い方法を考えている。参加料に関する設定の妥当性について、主催者は判断を行う。

(1)1回目または2回目に当たりが出る確率は( ア )/( イウ )である。

このことから、1回目、2回目ともに当たりが出ない確率は( エオ )/( カキ )であることがわかる。

1回も当たりが出ない確率は( ク )/( ケ )である。

以下では、主催者が参加者に対して負担する金額をX円とする。すなわち、参加者がゲームで景品を受け取るときX=1200,参加者がゲームで景品を受け取らないときX=0である。

(2)(ⅰ)数量Xの期待値は( コサシ )である。なお、必要に応じて、後に示す表を用いて考えてもよい。

(ⅱ)次の支払い方法1を考える。

支払い方法1
参加者は1回目のくじを引く直前に参加料500円を支払う。

支払い方法1の場合、主催者が負担する金額X円の期待値が、参加料の金額500円未満であるとき、主催者は参加料の設定は妥当であると判断し、参加料の金額500円以上であるとき、参加料の設定は妥当ではないと判断する。(ⅰ)で求めたX円の期待値( コサシ )円は参加料の金額500円( ス )。したがって、主催者は参加料500円という設定について( セ )と判断する。

(3)aを正の整数とする。次の支払い方法2を考える。

支払い方法2
参加者は1回目、2回目、3回目のくじを引く直前にそれぞれ料金a円を支払う。なお、この料金をくじ引き料といい、当たりが出た後は、くじを引かないため、くじ引き料を支払わないことになる。

支払い方法2で、ゲームを通して参加者が支払うくじ引き料の合計を参加料とし、Y円で表す。

(ⅰ)a=170とする。このとき、次が成り立つ。
・1回目にあたりが出るとき、Y=170である。
・1回目に当たりが出ず、かつ2回目に当たりが出るとき、Y=340である。
・1回目、2回目ともにあたりがでないとき、Y=510である。

数量Yの期待値は( ソタチ )である。なお、必要に応じて、後に示す表を用いて考えてもよい。

(ⅱ)支払い方法2の場合、主催者が負担する金額X円の期待値が、参加料Y円の期待値未満であるとき、主催者はくじ引き料の設定は妥当であると判断し、参加料Y円の期待値以上であるとき、くじ引き料の設定は妥当ではないと判断する。
(2)の(ⅰ)で求めたX円の期待値( コサシ )円は、a=170と設定した場合の支払い方法2で参加者が支払う参加料Y円の期待値( ソタチ )円( ツ )。したがって、主催者はくじ引き料170円という設定について( テ )と判断する。
また、主催者がくじ引き料の設定が妥当であると判断するのはa>( トナニ )のときであり、主催者がくじ引き料の設定が妥当ではないと判断するのはa≦( トナニ )のときである。

( ツ )にあてはまるものを1つ選べ。
問題文の画像
  • 未満である
  • 以上である

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