大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問100 (数学Ⅱ・数学B(第4問) 問7)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問100(数学Ⅱ・数学B(第4問) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

以下( ク )に当てはまるものを選べ。

以下のように、歩行者と自転車が自宅を出発して移動と停止を繰り返している。歩行者と自転車の動きについて、数学的に考えてみよう。
自宅を原点とする数直線を考え、歩行者と自転車をその数直線上を動く点とみなす。数直線上の点の座標がyであるとき、その点は位置yにあるということにする。また、歩行者が自宅を出発してからx分経過した時点を時刻xと表す。歩行者は時刻0に自宅を出発し、正の向きに毎分1の速さで歩き始める。自転車は時刻2に自宅を出発し、毎分2の速さで歩行者を追いかける。自転車が歩行者に追いつくと、歩行者と自転車はともに1分だけ停止する。その後、歩行者は再び正の向きに毎分1の速さで歩き出し、自転車は毎分2の速さで自宅に戻る。自転車は自宅に到着すると、1分だけ停止した後、再び毎分2の速さで歩行者を追いかける。これを繰り返し、自転車は自宅と歩行者の間を往復する。
x=anを自転車がn回目に自宅を出発する時刻とし、y=bnをそのときの歩行者の位置とする。

(1)花子さんと太郎さんは、数列{an},{bn}の一般項を求めるために、歩行者と自転車について、時刻xにおいて位置yにいることをOを原点とする座標平面上の点(x,y)で表すことにした。

a1=2,b1=2により、自転車が最初に自宅を出発するときの時刻と自転車の位置を表す点の座標は(2,0)であり、そのときの時刻と歩行者の位置を表す点の座標は(2,2)である。また、自転車が最初に歩行者に追いつくときの時刻と位置を表す点の座標は([ ア ],[ ア ])である。よって
a2=( イ ),b2=( ウ )
である。

花子:数列an},{bn}の一般項について考える前に、([ ア ],[ ア ])の求め方について整理してみようか。
太郎:花子さんはどうやって求めたの?
花子:自転車が歩行者を追いかけるときに、間隔が1分間に1ずつ縮まっていくことを利用したよ。
太郎:歩行者と自転車の動きをそれぞれ直線の方程式で表して、交点を計算して求めることもできるね。

自転車がn回目に自宅を出発するときの時刻と自転車の位置を表す点の座標は(an,0)であり、そのときの時刻と歩行者の位置を表す点の座標は
(an,bn)である。よって、n回目に自宅を出発した自転車が次に歩行者に追い
つくときの時刻と位置を表す点の座標は、an,bnを用いて、([ エ ],[ オ ])と表せる。

以上から、数列{an},{bn}について、自然数nに対して、関係式
an+1=an+( カ )bn+( キ )・・・・・①
bn+1=3bn+( ク )・・・・・②
が成り立つことがわかる。まず、b1=2と②から
bn=( ケ )(n=1,2,3,…)
を得る。この結果と、a1=2および①から
an=( コ )(n=1,2,3,…)
がわかる。
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この過去問の解説 (2件)

01

解答 ク: 1

 

解説

カ・キ・クを合わせて解説します。イ・ウと同様に考えます。

これ以降、直前のカ・キと同じ解説文になります。

 

まず前問より、自転車がn回目に歩行者に追いつく時刻は x=an+bn (エの答え)です。

その後1分間停止して時刻はx= an+bn+1 となります。

そして自転車が自宅に戻るまでに(距離2bn(オの答え)を速さ2で帰るから)

bn分かかってx= an+2bn+1です。

その後1分停止してx= an+2bn+2となり、an+1 = an+2bn+2 …① と求まります。

 

歩行者はx=an から x=an+1 までの間に、

追いつかれた直後に停止する1分間を除いた(an+1-an-1)分間だけ

速さ1で進んでいるため、bn+1 = bn +(an+1 - an -1) となります。

①を代入して、bn+1=3bn+1 …② と求まります。

 

まとめると、

an+1 = an+2bn+2 …①

bn+1=3bn+1 …②

であり、答えは カ: 2 キ: 2 ク: 1 となります。

 

補足

以下はエオの解説です(前問より引用)。

歩行者と自転車の動きをそれぞれ直線の方程式で表して交点を計算します。

直線の傾きが速さに相当することに注意して、

歩行者: (an,bn) を通る傾き1の直線だから y= (x-an) + bn

自転車: (an,0) を通る傾き2の直線だから y=2(x-an)

であり、2直線の交点を求めて、x = an+bn、y = 2bn となります。

よって答えは エ: an+bn オ: 2bn となります。

選択肢1. 1

この選択肢が答えとなります。

参考になった数0

02

誘導に乗って、間違えずに

式を立てていきましょう。

選択肢1. 1

時刻anの時点で、歩行者は位置bn

自転車は位置0のところにいます。

2人の間隔は1分間に1ずつ縮まっていきます。

2人が会うまでには

bnだけ時間が追加でかかるので、

この時の時間はan+bnとなります。

 

歩行者はbnの時間の間に、bnだけ進みます。

自転車が進む時刻に歩行者はbnの位置にいて、

その後bnだけ進むので、

2人が出会う時の位置は

bn+bn=2bnとなります。

 

さて、前問の状況から、

自転車は1分待ち、家まで帰り、さらに1分待ちます。

これにかかる時間は

1+bn+1=bn+2(分)です。

従って、an+bn+bn+2
=an+2bn+2がan+1となります。

an+1=an+2bn+2

 

また、この間のbn+2分のうち、

歩行者はbn+1分だけ歩いていますので、

bn+1だけ進んでいます。

よって、

bn+1=2bn+bn+1

=3bn+1となります。

参考になった数0