大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問8 (数学Ⅰ・数学A(第1問) 問8)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問8(数学Ⅰ・数学A(第1問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

以下( サシ )に当てはまるものを選べ。

以下の問題を解答するにあたっては、必要に応じて 三角比の表(リンク) を用いてもよい。

火災時に、ビルの高層階に取り残された人を救出する際、はしご車を使用することがある。
図1のはしご車で考える。はしごの先端をA、はしごの支点をBとする。はしごの角度(はしごと水平面のなす角の大きさ)は75°まで大きくすることができ、はしごの長さABは35mまで伸ばすことができる。また、はしごの支点Bは地面から2mの高さにあるとする。
以下、はしごの長さABは35mに固定して考える。また、はしごは太さを無視して線分とみなし、はしご車は水平な地面上にあるものとする。

(1)はしごの先端Aの最高到達点の高さは、地面から( サシ )mである。小数第1位を四捨五入して答えよ。
問題文の画像
  • 36
  • 37
  • 38
  • 39

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

解答 サシ: 36

 

解説

はしごの先端Aの最高到達点の高さが地面から何mなのかを求める問題です。

はしごの先端Aが最も高くなるのは角度が75°のときです。

三角比の表から sin 75° = 0.9659 を読み取っておきます。

2 + 35 sin 75° = 2 + 35・0.9659 = 2 + 33.8065 = 35.8065

よって答えは 36 m つまり サシ: 36 となります。

選択肢1. 36

この選択肢が答えとなります。

まとめ

注意

はしご車の高さ(2m)を足すのを忘れないように注意しましょう。

 

なお、問題設定から直ちに答えが37m未満であることがわかり、

選択肢のうちその条件を満たすのは「36」しかないので計算せずに

正解できてしまいますが、これはあくまでこのウェブサイトで4択形式に

改変しているからであり、もともとの共通テストでは穴埋め形式で出題された

問題ですので、練習のために正攻法で解くことをおすすめします。

参考になった数0

02

はしごの先端Aが最も高くなる時は、はしごの角度は75°の時です。

もし仮に(この問題では起こり得ませんが)、はしごの角度が90°になった場合、はしごの地面からの高さは35+2=37mとなります。

よって、はしごの角度が75°の場合は必ず37mよりは小さくなります

選択肢1. 36

選択肢の中で37mより小さいものがこれしかないので、これが正解となります。

選択肢2. 37

37m以上なので誤りです。

選択肢3. 38

37m以上なので誤りです。

選択肢4. 39

37m以上なので誤りです。

まとめ

少し考えれば全く計算をする必要がない問題でした。

 

<別解>

はしごの角度が75°のとき、Aの高さは2+35sin(75°)となります。三角関数表からsin(75°)=0.9659なので、

 2+35sin(75°)=2+35×0.9659=35.8065

よりAの高さは36m.

としてももちろん良いです。

 

参考になった数0