大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問13 (数学Ⅰ・数学A(第1問) 問13)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問13(数学Ⅰ・数学A(第1問) 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

( ニヌ )、[ ネノ ]、[ ハ ]にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。

(2)半径が5である球Sがある。この球面上に3点P、Q、Rをとったとき、これらの3点を通る平面a上でPQ=8、QR=5、RP=9であったとする。
球Sの球面上に点Tを三角錐(すい)TPQRの体積が最大となるようにとるとき、その体積を求めよう。

まず、cos∠QPR=( タ )/( チ )であることから、ΔPQRの面積は
( ツ )√( テト )である。
次に、点Tから平面aに垂直な直線を引き、平面aとの交点をHとする。このとき、PH、QH、RHの長さについて、( ナ )が成り立つ。
以上より、三角錐TPQRの体積は( ニヌ )(√[ ネノ ]+√[ ハ ])である。
  • ニヌ:10  ネノ:11  ハ:2
  • ニヌ:11  ネノ:12  ハ:3
  • ニヌ:12  ネノ:11  ハ:2
  • ニヌ:13  ネノ:12  ハ:3

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この過去問の解説 (2件)

01

前問(問 12 )で,三角錐 TPQR の体積 V を TH で表しました。

 

PQR を底面として体積を考えると,高さは TH なので 

 

また,同じくPH=QH=RH であることも示しました。

 

OH が平面 a に垂直であるため,

∠OHQ=∠OHR=90° です。

2 つの直角三角形 △OHQ と △OHR において

OQ=OR=5 (球 S の半径)

OH=OH (共通)

斜辺と他の 1 辺がそれぞれ等しいので,

OHQ OHR

したがって, QH=RH が導かれます。

 

また,△ OHP と△ OHQ に着目して

同様に考えると PH=QH が導かれます。

 

すなわち, PH=QH=RH が成り立ちます。

 

PH=QH=RH であることから,

点 H は△PQR の外接円の中心であり,

外接円の半径はPHであることがわかります。

また,問11 で sin∠QPR の値を求めているので,利用できます。

正弦定理により

選択肢1. ニヌ:10  ネノ:11  ハ:2

正解です。

まとめ

立体図形の問題では,立体の中から平面図形を適切に取り出して,

長さなどを求めていくことが多いです。

多くの問題を解いていく中で,どの平面図形が利用できるか

考える訓練をすると良いでしょう。

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02

前問よりHが△PQRの外心であることがわかります。ここから底面積と高さを求めて、体積を求めていきます。

まとめ

前問の結果から、点Hが△PQRの外心であることがわかります。

正弦定理を用いて、この円の半径Rを求めると

2R = QR/sin∠QPR = 30/√11

したがって

R = 15/√11

また、OH2 = QS2 - R2より

OH = 5√2/√11

これより、三角錐の体積は

1/3×△PQR×(OH + TO) = 1/3×6√11×(5√2/√11 + 5) = 10(√11+√2)

参考になった数0