大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問12 (数学Ⅰ・数学A(第1問) 問12)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問12(数学Ⅰ・数学A(第1問) 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

( ナ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。

(2)半径が5である球Sがある。この球面上に3点P、Q、Rをとったとき、これらの3点を通る平面a上でPQ=8、QR=5、RP=9であったとする。
球Sの球面上に点Tを三角錐(すい)TPQRの体積が最大となるようにとるとき、その体積を求めよう。

まず、cos∠QPR=( タ )/( チ )であることから、ΔPQRの面積は
( ツ )√( テト )である。
次に、点Tから平面aに垂直な直線を引き、平面aとの交点をHとする。このとき、PH、QH、RHの長さについて、( ナ )が成り立つ。
以上より、三角錐TPQRの体積は( ニヌ )(√[ ネノ ]+√[ ハ ])である。
  • PH < QH < RH
  • PH < RH < QH
  • QH < PH < RH
  • QH < RH < PH
  • RH < PH < QH
  • RH < QH < PH
  • PH = QH = RH

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この過去問の解説 (1件)

01

三角錐 TPQR の体積を V とします。

前問(問 11 )で求めた△ PQR の面積を利用するために,

PQR を底面として体積を考えると,高さは TH なので 

したがって,三角錐 TPQR の体積 V が最大となるためには,

TH が最大となればよいことがわかります。

 

※前問の内容については,ページ下部の「解説のまとめ」にあります。

 

TH が最大となるのは,図 1 のように

線分 TH が球 S の中心 O を通るときです。

次に,図2 のように△ OHQ と△ OHR に着目します。

OH が平面 a に垂直であるため,

∠OHQ=∠OHR=90° です。

2 つの直角三角形 △OHQ と △OHR において

OQ=OR=5 (球 S の半径)

OH=OH (共通)

斜辺と他の 1 辺がそれぞれ等しいので,

OHQ OHR

したがって, QH=RH が導かれます。

 

また,△ OHP と△ OHQ に着目して

同様に考えると PH=QH が導かれます。

 

すなわち, PH=QH=RH が成り立ちます。

選択肢7. PH = QH = RH

正解です。

まとめ

前問(問11)で, PQR の面積を次のようにして求めました。

前の問題(問10)で,cos∠QPR の値を求めました。

 

<blockquote>

PQR において,余弦定理により


 

</blockquote>

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