大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問15 (数学Ⅰ・数学A(第2問) 問2)
問題文
太郎さんは調理食品として、最初にうなぎのかば焼き(以下、かば焼き)に着目し、図1のように52市におけるかば焼きの支出金額のヒストグラムを作成した。ただし、ヒストグラムの各階級の区間は、左側の数値を含み、右側の数値を含まない。
なお、以下の図や表については、総務省のWebページをもとに作成している。
(1)図1から次のことが読み取れる。
・第1四分位数が含まれる階級は( ア )である。
・第3四分位数が含まれる階級は( イ )である。
・四分位範囲は( ウ )。
( イ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問15(数学Ⅰ・数学A(第2問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
太郎さんは調理食品として、最初にうなぎのかば焼き(以下、かば焼き)に着目し、図1のように52市におけるかば焼きの支出金額のヒストグラムを作成した。ただし、ヒストグラムの各階級の区間は、左側の数値を含み、右側の数値を含まない。
なお、以下の図や表については、総務省のWebページをもとに作成している。
(1)図1から次のことが読み取れる。
・第1四分位数が含まれる階級は( ア )である。
・第3四分位数が含まれる階級は( イ )である。
・四分位範囲は( ウ )。
( イ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。
- 1000以上1400未満
- 1400以上1800未満
- 1800以上2200未満
- 2200以上2600未満
- 2600以上3000未満
- 3000以上3400未満
- 3400以上3800未満
- 3800以上4200未満
- 4200以上4600未満
- 4600以上5000未満
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この過去問の解説 (2件)
01
前問(問14)で解説した内容が利用できるので,引用します。
第 3 四分位数を考えるために,中央値より大きい値,
すなわち小さい方から27 番目から 52 番目までの値で,
その中央値を考えます。
こちらは小さい方からではなく大きい方から数え直した方が
わかりやすくなりますので,数え直すと,
大きい方から 1 番目から 26 番目までの値で,その中央値は
大きい方から 13 番目と 14 番目の値の平均値です。
これが第 3 四分位数です。
図 1 のヒストグラムから,
3400 以上の数値が 7 個,
3000 以上の数値は 15個ありますから,
「3000 以上 3400 未満」の階級には,
(大きい方から数えて) 8 番目から 15 番目までの
数値があることがわかります。よって,
大きい方から 13 番目と 14 番目の値は,両方とも
この「3000 以上 3400 未満」の階級にあります。
したがって,それらの平均値である第 3 四分位数も,
この階級にあります。
正解です。
共通テストの数Ⅰ「データの分析」の分野は,
用語の意味を正しく理解していれば
正解できる問題が多くあります。
用語の理解に不安がある人は,
まず教科書に太字で出てくる用語の意味を
しっかり理解しましょう。
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02
第1四分位数と第3四分位数、四分位範囲の定義から該当する値を読み取る問題です。
今、データ総数が52個で、第1四分位数は13番目と14番目のデータの平均値、第3四分位数は39番目と40番目のデータの平均値、四分位範囲はこの差を考えれば良いです。
小さい順に、2,7,11,7,10,8,5,0,1,1のデータが各階級に含まれていることから
第3四分位数は3000以上3400未満。
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