大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問48 (数学Ⅰ・数学A(第5問) 問8)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問48(数学Ⅰ・数学A(第5問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

(2)円Oに対して、(1)の手順1とは直線lの引き方を変え、次の手順2で作図を行う。

<手順2>
(Step1)円Oと共有点をもたない直線lを引く。中心Oから直線lに垂直な直線を引き、直線lとの交点をPとする。
(Step2)円Oの周上に、点Qを∠POQが鈍角となるようにとる。直線PQを引き、円Oとの交点でQとは異なる点をRとする。
(Step3)点Qを通り直線OPに垂直な直線を引き、円Oとの交点でQとは異なる点をSとする。
(Step4)点Sにおける円Oの接線を引き、直線lとの交点をTとする。

このとき、∠PTS=( キ )である。

円Oの半径が√5で、OT=3√6であったとすると、3点O、P、Rを通る円の半径は
( ク )√( ケ )/( コ )であり、RT=( サ )である。

( サ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。
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この過去問の解説 (2件)

01

前の問題(問47)で,点RはΔPSTの外接円上にあり,その外接円は線分OTを直径とする円であることを示しました。

 

前の問題(問46)で,次の二つのことを示しました。

(1) 4点O,P,S,Tは線分OTを直径とする同一円周上にある。

(2) ∠PTS=∠QRS

 

(1)より,線分OTを直径とする円はΔPSTの外接円であり,点Oはこの円上にあります。

 

四角形PTSRに着目すると,(2)より,内角∠PTSと,その対角の外角∠QRSが等しいので,

四角形PTSRは円に内接することがわかります。

この円は,ΔPSTの外接円にもなっていますから,点RはΔPSTの外接円上にあることになります。

 

以上のことから,点Oと点RはどちらもΔPSTの外接円上にあるので,

「3点O、P、Rを通る円」とはすなわちΔPSTの外接円です。

 

Rは線分OTを直径とする円上にあり,O,Tと異なる点ですから,

 ∠ORT=90°

となります。

 

選択肢2. 7

正解です。

まとめ

問42~問45では, 「∠OEH=90°であることを示して,直線EHが円Oの接線であることを証明する」ということがテーマになっていました。

このことが,本問において「∠ORT=90°であることを示して,それを利用してRTを求める」という解法のヒントになります。

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02

直角を図の中から見つけ、三平方の定理から問題を解きます。

まとめ

OTが直径であることから、∠ORT=∠OPT=90°なので、

RT=√(OT2-OR2)=√((3√6)2-(√5)2)=7となります。

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