大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問54 (数学Ⅱ・数学B(第1問) 問6)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問54(数学Ⅱ・数学B(第1問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

〔1〕三角関数の値の大小関係について考えよう。

(3)sin3xとsin4xの値の大小関係を調べよう。
三角関数の加法定理を用いると、等式
sin(α+β)−sin(α−β)=2cosαsinβ  ・・・・・③
が得られる。α+β=4x、α−β=3xを満たすα、βに対して③を用いることにより、sin4x−sin3x>Oが成り立つことは
「cos( ク )>O かつ sin( ケ )>O」  ・・・・・④

または
「cos( ク )<O かつ sin( ケ )<O」  ・・・・・⑤
が成り立つことと同値であることがわかる。
O≦x≦πのとき、④、⑤により、sin4x>sin3xが成り立つようなxの値の範囲は

O<x<π/( コ )、

([ サ ]/[ シ ])π<x<([ ス ]/[ セ ])π

である。

( ク )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。
  • O
  • x
  • 2x
  • 3x
  • 4x
  • 5x
  • 6x
  • x/2
  • (3/2)x
  • (5/2)x
  • (7/2)x
  • (9/2)x

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この過去問の解説 (1件)

01

③にα+β=4x、α−β=3xを代入すると、

sin4x−sin3x=2cosαsinβ

と表すことができます。

 

これにより、

sin4x−sin3x>0は

2cosαsinβ>0

cosαsinβ>0

と変形できます。

 

この式が成り立つのは、

cosαとsinβをかけて正になるときなので、

「cosα>O かつ sinβ>O」  ・・・・・④
または
「cosα<O かつ sinβ<O」  ・・・・・⑤

のときとなります。

 

αを求めます。

α+β=4x、α−β=3xを連立して解くと

        α+β=4x

     +)α−β=3x

       2α    =7x

         α    =(7/2)x

選択肢11. (7/2)x

正解です。

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