大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問90 (数学Ⅱ・数学B(第3問) 問12)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問90(数学Ⅱ・数学B(第3問) 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

以下の問題を解答するにあたっては、必要に応じて 正規分布表(リンク) を用いてもよい。

( チツ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。

(2)(1)の確率変数Xにおいて、m=30.0、σ=3.6とした母集団から無作為にピーマンを1個ずつ抽出し、ピーマン2個を1組にしたものを袋に入れていく。このようにしてピーマン2個を1組にしたものを25袋作る。その際、1袋ずつの重さの分散を小さくするために、次のピーマン分類法を考える。

<ピーマン分類法>
無作為に抽出したいくつかのピーマンについて、重さが30.0g以下のときをSサイズ、30.0gを超えるときはLサイズと分類する。そして、分類されたピーマンからSサイズとLサイズのピーマンを一つずつ選び、ピーマン2個を1組とした袋を作る。
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この過去問の解説 (1件)

01

Y=(Uk-(50 + k)/2)/√(50+k)/4とすると、

Yは近似的に標準正規分布N(0,1)に従います。

 

25袋作ることができる確率pkは、

pk=P(25≦Uk≦25+k)

    =P(25-(50 + k)/2Uk-(50 + k)/2≦25+k-(50 + k)/2)

    =P(-k/2Uk-(50 + k)/2≦k/2)

    =P(-k/2/√((50+k)/4)Uk-(50 + k)/2/√((50+k)/4)≦k/2/√((50+k)/4))

    =P(-k/√(50+k)≦Y≦k/√(50+k))

 

前問より

k=α,√(50+k)=β

α/β≧2を満たす自然数kを考えます。

 

α2≧4β2を解きます。

k2≧4(50+k)

k2≧200+4k

k2-4k-200≧0

 

k2-4k-200=0を解くと、

解の公式より

k=(4±√(16+800))/2

  =(4±√816)/2

  =(4±4√51)/2

√51=7.14より

k=(4+28.56)/2

  =32.56/2

  =16.28

または

k=(4-28.56)/2

  =-24.56/2

  =-12.28

 

kは自然数なので

k=16.28

 

k²-4k-200≧0の解は、

k≧16.28より

最小の自然数k0は17

選択肢2. 17

正解です。

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