大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問89 (数学Ⅱ・数学B(第3問) 問11)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問89(数学Ⅱ・数学B(第3問) 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

以下の問題を解答するにあたっては、必要に応じて 正規分布表(リンク) を用いてもよい。

( タ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。

(2)(1)の確率変数Xにおいて、m=30.0、σ=3.6とした母集団から無作為にピーマンを1個ずつ抽出し、ピーマン2個を1組にしたものを袋に入れていく。このようにしてピーマン2個を1組にしたものを25袋作る。その際、1袋ずつの重さの分散を小さくするために、次のピーマン分類法を考える。

<ピーマン分類法>
無作為に抽出したいくつかのピーマンについて、重さが30.0g以下のときをSサイズ、30.0gを超えるときはLサイズと分類する。そして、分類されたピーマンからSサイズとLサイズのピーマンを一つずつ選び、ピーマン2個を1組とした袋を作る。
問題文の画像
  • k
  • 2k
  • 3k
  • (50+k)/2
  • (25+k)/2
  • 25+k
  • √(50+k)/2
  • (50+k)/4

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この過去問の解説 (1件)

01

ピーマンを無作為に(50 + k)個抽出したとき、

Sサイズのピーマンの個数をを表す確率変数Uk

二項分布B(50+k,1/2)に従います。

(50+k)は十分に大きいので、

Ukは近似的に正規分布に従います。

 

二項分布 B(n, p) の正規近似:

平均:np

分散:np(1-p)

 

B(50+k,1/2)なので、

平均は

(50+k)×1/2=(50 + k)/2

分散は

(50+k)×1/2×(1-1/2)=(50+k)/4

 

Y=(Uk-(50 + k)/2)/√(50+k)/4とすると、

Yは近似的に標準正規分布N(0,1)に従います。

 

25袋作ることができる確率pkは、

pk=P(25≦Uk≦25+k)

    =P(25-(50 + k)/2Uk-(50 + k)/2≦25+k-(50 + k)/2)

    =P(-k/2Uk-(50 + k)/2≦k/2)

    =P(-k/2/√((50+k)/4)Uk-(50 + k)/2/√((50+k)/4)≦k/2/√((50+k)/4))

    =P(-k/√(50+k)≦Y≦k/√(50+k))

選択肢1. k

正解です。

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