大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問12 (数学Ⅰ・数学A(第1問) 問12)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問12(数学Ⅰ・数学A(第1問) 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

( フ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。

△ABCにおいてBC=1であるとする。sin∠ABCとsin∠ACBに関する条件が与えられたときの△ABCの辺、角、面積について考察する。

(3)sin∠ABC=2sin∠ACBを満たす△ABCのうち、面積Sが最大となるものを求めよう。
sin∠ABC=2sin∠ACBとBC=1により

cos∠ABC=([ タ ]−[ チ ]AB2)/2AB

である。△ABCの面積Sについて調べるために、S2を考える。AB2=xとおくと

S2=−([ ツ ]/[ テト ])x2+([ ナ ]/[ ニ ])x−(1/16)

と表すことができる。したがって、S2が最大となるのはx=( ヌ )/( ネ )のとき、
すなわちAB=√( ノ )/( ハ )のときである。S>0より、このときに面積Sも最大となる。
また、面積Sが最大となる△ABCにおいて、∠ABCは( ヒ )で、∠ACBは( フ )である。
  • 鋭角
  • 直角
  • 鈍角

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この過去問の解説 (1件)

01

正弦定理により、AC/sinABC=AB/sinACB
AC・sinACB=AB・sinABC
また設問により、sinABC=2sinACBなので、
AC・sinACB=2AB・sinACBとなります。
したがって、AC=2AB

 

S2=-9x2/16+5x/8-1/16のグラフは、上に凸になりますので、頂点の時にS2が最大となります。

S2=-9/16(x-5/9)2+25/144

x=5/9

設問より、x=AB2ですので、AB2=5/9

AB>0ですのでAB=√5/3

よって、AC=2√5/3

 

AC=2√5/3、AB=√5/3、BC=1ですので、余弦定理により、

AB2=AC2+BC2-2AC・BC・cosACB

5/9=(20/9)+1-2・2√5/3・cosACB

cosACB=2√5/5

 

三角形の内角の和は180°なので、三角形の角度の範囲は0°以上180°以下です。

したがって、cosACB>0ですので、鋭角であるといえます。

選択肢1. 鋭角

計算を行うと、cosACB>0ですので、鋭角であるといえます。

まとめ

∠ABCが鈍角であるので、他の2つの角度が鋭角である。というアプローチから考えることも可能です。

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