大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問28 (数学Ⅰ・数学A(第3問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問28(数学Ⅰ・数学A(第3問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

( ア )にあてはまるものを1つ選べ。

(1)1枚の硬貨を繰り返し投げるとき、この硬貨の表裏の出方に応じて、座標平面上の点Pが次の規則1に従って移動するものとする。

<規則1>
・点Pは原点O(0,0)を出発点とする。
・点Pのx座標は、硬貨を投げるごとに1だけ増加する。
・点Pのy座標は、硬貨を投げるごとに、表が出たら1だけ増加し、裏が出たら1だけ減少する。

また、点Pの座標を次の記号で表す。
<記号>
硬貨をk回投げ終えた時点での点Pの座標(x,y)を(k,yk)で表す。

座標平面上の点Pの移動の仕方について、例えば、硬貨を1回投げて表が出た場合について考える。このとき、点Pの座標は(1,1)となる。これを図1のように、原点O(0,0)と点(1,1)をまっすぐな矢印で結ぶ。このようにして点Pの移動の仕方を表す。
以下において、図を使用する際には同じように考えることにする。

(ⅰ)硬貨を3回投げ終えたとき、点Pの移動の仕方が条件

y1≧−1かつy2≧−1かつy3≧−1  ・・・・・(*)

を満たす確率を求めよう。
条件(*)を満たす点Pの移動の仕方は図2のようになる。例えば点O(0,0)から点A(2,0)までの点Pの移動の仕方は、点O(0,0)から点(1,1)まで移動したのち点A(2,0)に移動する場合と、点O(0,0)から点(1,−1)まで移動したのち点A(2,0)に移動する場合のいずれかであるため、2通りある。このとき、この移動の仕方の総数である2を、四角囲みの中の数字で点A(2,0)の近くに書く。図2における他の四角囲みの中の数字についても同様に考える。
このように考えると、条件(*)を満たす点Pの移動の仕方のうち、点(3,3)に至る移動の仕方は( ア )通りあり、点(3,1)に至る移動の仕方は通( イ )りあり、点(3,−1)に至る移動の仕方は( ウ )通りある。
よって、点Pの移動の仕方が条件(*)を満たすような硬貨の表裏の出方の総数は
( ア )+( イ )+( ウ )
である。
したがって、点Pの移動の仕方が条件(*)を満たす確率は
([ ア ]+[ イ ]+[ ウ ])/23
として求めることができる。
問題文の画像
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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は次の4ステップで解き進めましょう。

 

<規則1>を理解する 補足は赤文字で示してあります。

<規則1>
・点Pは原点O(0,0)を出発点とする。
・点Pのx座標は、硬貨を投げるごとに1だけ増加する。 点Pはにしか進まない
・点Pのy座標は、硬貨を投げるごとに、表が出たら1だけ増加し、裏が出たら1だけ減少する。 点Pは硬貨の裏表によって上下する

また、点Pの座標を次の記号で表す。


<記号>
硬貨をk回投げ終えた時点での点Pの座標(x,y)を(k,yk)で表す。

 

点Pの動きをイメージする

例として示されている点Pの動き方を図に表しました。

問題文の「例えば…」から始まる箇所です。イメージの参考にしてください。

 

何を求めたいのか理解する

今回(ア)で求めたいのは、「条件(*)を満たす点Pの移動の仕方のうち、点(3,3)に至る移動の仕方は何通りあるか」です。

最終的に求めたい値は、「硬貨を3回投げ終えたとき、点Pの移動の仕方が条件 y1≧−1かつy2≧−1かつy3≧−1  ・・・・・(*) を満たす確率」です。下図のようなイメージを持っておくとよさそうですね。

 

答えを求める

それでは解答してみましょう。

選択肢1. 1

答えは (ア)=1 (通り)です。

図が示されていますから、直感的に解くことができます。

 

※大問の最後まで解き進めたい場合、この考え方だけでは行き詰まってしまいます。

必ず【まとめ】も読んでおいてください。

まとめ

・図が示されている

・x座標は増加のみ

ですから、この手の問題としては比較的易しいといえます。

 

 

図が示されないタイプの類題もあるかもしれません。そのときは、

 

1回目は(1, 1), (1, -1)のどちらか

どちらもy1≧-1を満たす

2回目は①(1, 1)→(2, 2), ②(1, 1)→(2, 0), ③(1, -1)→(2, 0), ④(1, -1)→(2, -2)のどれか

このうちy2≧-1を満たすのは①と②と③

3回目で点Pが(3, 3)にたどり着くためには、2回目の試行が終わった時点で(2, 2)にいる必要がある

2回目の試行で(2, 2)にたどり着く点Pの移動の仕方は1通りしかないから、答えは(ア)=1 (通り)

 

という手順で解き進めると良いでしょう。

問題文の図に四角囲みの数字を記入しているのは、下線部の考え方と同じですね。直前に点Pがいる座標への移動の仕方が1通りしかなければ、おのずと答えの座標にたどり着く移動の仕方も1通りになります。

参考になった数0

02

図2を確認すると、(3,3)に行くためには必ず(2,2)を通らなければならないのです。

そして、図2から(2,2)に行くための移動の仕方は1通りですので、アは1となります。

選択肢1. 1

上記により正解となります。

参考になった数0