大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問45 (数学Ⅰ・数学A(第4問) 問8)
問題文
(4)cを整数とする。二つの式が
x+3y+5z=1 ・・・・・⑪
と
cx+3(c+5)y+10z=3 ・・・・・⑫
の場合を考える。y、zについての不定方程式を考察することにより
cを( ツテ )で割ったときの余りが( ト )または( ナニ )であることは、
⑪と⑫をともに満たす整数x、y、zが存在するための必要十分条件であることがわかる。
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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問45(数学Ⅰ・数学A(第4問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
(4)cを整数とする。二つの式が
x+3y+5z=1 ・・・・・⑪
と
cx+3(c+5)y+10z=3 ・・・・・⑫
の場合を考える。y、zについての不定方程式を考察することにより
cを( ツテ )で割ったときの余りが( ト )または( ナニ )であることは、
⑪と⑫をともに満たす整数x、y、zが存在するための必要十分条件であることがわかる。
- ツテ:13 ト:1 ナニ:11
- ツテ:14 ト:2 ナニ:12
- ツテ:15 ト:3 ナニ:13
- ツテ:16 ト:4 ナニ:14
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この過去問の解説 (1件)
01
x+3y+5z=1…⑪と、cx+3(c+5)y+10z=3…⑫で連立方程式を立てると、
⑪×c−⑫になり、-15y+5(c-2)z=c-3となります。
整理すると、5・{3y+(2-c)z}=3-cとなります。
これを満たす整数y,zが存在するには、yとzの係数である3と(2-c)が互いに素であることと、3-cが5の倍数である必要があります。
3と2-cが互いに素であるならば、2-cは整数kを使用すると、3k+1,3k+2と表すことができる。
2-c=3k+1のとき c=3k+3
2-c=3k+2のとき c=3k となります。
c=3kだと3と(2-c)が互いに素であることと矛盾するので、c=3k+3のみ成立します。
同様に、3-cは5の倍数ですので、整数lを使用すると5lと表すことができます。
したがって3-c=5l c=-5l+3 となります。
つまり、cは15で割ることになります。
よって、ツテ:15
次にあまりについて考えます。
3-cが5の倍数なので、cを5で割ると余りが3となります。
よって15で割ると余りは、3,8,13となります。
上記のことから、cは3で割った時にあまりが2になることではないです。
したがって、3,13が正解となります。
ト:3 ナニ:13
上記の計算により正解です。
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