大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問53 (数学Ⅰ・数学A(第5問) 問8)
問題文
△ABCにおいて辺ABを2:3に内分する点をPとする。辺AC上に2点A、Cのいずれとも異なる点Qをとる。線分BQと線分CPとの交点をRとし、直線ARと辺BCとの交点をSとする。
以下の問題において比を解答する場合は、最も簡単な整数の比で答えよ。
(2)△BPRと△CQRの面積比について考察する。
(ⅰ)点Qは辺ACを1:4に内分する点とする。このとき、点Rは、線分BQを( カキ ):( ク )に内分し、線分CPを( ケコ ):( サ )に内分する。
したがって
△CQRの面積/△BPRの面積=( シス )/( セ )
である。
(ⅱ)△CQRの面積/△BPRの面積=1/4のとき、点Qは辺ACを( ソ ):( タ )に内分する点である。
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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問53(数学Ⅰ・数学A(第5問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
△ABCにおいて辺ABを2:3に内分する点をPとする。辺AC上に2点A、Cのいずれとも異なる点Qをとる。線分BQと線分CPとの交点をRとし、直線ARと辺BCとの交点をSとする。
以下の問題において比を解答する場合は、最も簡単な整数の比で答えよ。
(2)△BPRと△CQRの面積比について考察する。
(ⅰ)点Qは辺ACを1:4に内分する点とする。このとき、点Rは、線分BQを( カキ ):( ク )に内分し、線分CPを( ケコ ):( サ )に内分する。
したがって
△CQRの面積/△BPRの面積=( シス )/( セ )
である。
(ⅱ)△CQRの面積/△BPRの面積=1/4のとき、点Qは辺ACを( ソ ):( タ )に内分する点である。
- ソ:5 タ:3
- ソ:6 タ:5
- ソ:7 タ:3
- ソ:8 タ:5
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この過去問の解説 (1件)
01
AQ:QC=x:1とおきます。
△BQAと線分CPにおいて、
メネラウスの定理より
BR/RQ×QC/CA×AP/PB=1
BR/RQ×1/(x+1)×2/3=1
BR/RQ=3x+3/2
よって点Rは線分BQを
3x+3:2に内分します。
△CAPと線分QBにおいて、
メネラウスの定理より
CR/RP×PB/BA×AQ/QC=1
CR/RP×3/5×x/1=1
CR/RP=5/3x
よって点Rは線分CPを
5:3xに内分します。
図にすると以下のようになります。
△ABCの面積をSとします。
△BPRの面積について
RP:CP=3x:3x+5より、
△RAB=(3x/3x+5)S
AP:PB=2:3より、
△BPR=(3/2+3)△RAB
=(3/5)×(3x/3x+5)S
△CQRの面積について
RQ:BQ=2:3x+5より、
△RCA=(2/3x+5)S
CQ:QA=1:xより、
△CQR=(1/x+1)△RCA
=(1/x+1)×(2/3x+5)S
よって、
△CQRの面積/△BPRの面積
={(1/x+1)×(2/3x+5)S} / {(3/5)×(3x/3x+5)S}
={2/x+1} / {3・3x/5}
=10/9x(x+1)
ここで、
△CQRの面積/△BPRの面積=1/4なので、
10/9x2+9x=1/4
9x2+9x=40
9x2+9x-40=0
(3x+8)(3x-5)=0
x=-8/3,5/3
xは正なので、
x=5/3
AQ:QC=5/3:1
=5:3
よって、
点Qは辺ACを5:3に内分する点です。
正解です。
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