大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問57 (数学Ⅱ・数学B(第1問) 問4)
問題文
P(x)を係数が実数であるxの整式とする。方程式P(x)=0は虚数1+√2iを解にもつとする。
(1)虚数1−√2iもP(x)=0の解であることを示そう。
1±√2iを解とするxの2次方程式でx2の係数が1であるものは
x2−( ア )x+( イ )=0
である。S(x)=x2−( ア )x+( イ )とし、P(x)をS(x)で割ったときの商をQ(x)、余りをR(x)とすると、次が成り立つ。
P(x)=( ウ )
また、S(x)は2次式であるから、m,Nを実数として、R(x)は
R(x)=mx+n
と表せる。ここで、1+√2iが二つの方程式P(x)=0とS(x)=0の解であることを用いればR(1+√2i)=( エ )となるので、x=1+√2iを
R(x)=mx+nに代入することにより、m=( オ ),N=( カ )であることがわかる。したがって、( キ )であることがわかるので、1−√2iもP(x)=0の解である。
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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問57(数学Ⅱ・数学B(第1問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
P(x)を係数が実数であるxの整式とする。方程式P(x)=0は虚数1+√2iを解にもつとする。
(1)虚数1−√2iもP(x)=0の解であることを示そう。
1±√2iを解とするxの2次方程式でx2の係数が1であるものは
x2−( ア )x+( イ )=0
である。S(x)=x2−( ア )x+( イ )とし、P(x)をS(x)で割ったときの商をQ(x)、余りをR(x)とすると、次が成り立つ。
P(x)=( ウ )
また、S(x)は2次式であるから、m,Nを実数として、R(x)は
R(x)=mx+n
と表せる。ここで、1+√2iが二つの方程式P(x)=0とS(x)=0の解であることを用いればR(1+√2i)=( エ )となるので、x=1+√2iを
R(x)=mx+nに代入することにより、m=( オ ),N=( カ )であることがわかる。したがって、( キ )であることがわかるので、1−√2iもP(x)=0の解である。
- オ:0 カ:0
- オ:0 カ:1
- オ:1 カ:2
- オ:2 カ:3
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この過去問の解説 (1件)
01
R(1+√2i)=0,x=1+√2iを
R(x)=mx+nに代入して、
(1+√2i)m+n=0
(m+n)+√2im=0
複素数が0になる条件は実部と虚部が0の場合だけです。
よって
m+n=0,√2im=0より、
m=0,n=0
正解です。
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