大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問67 (数学Ⅱ・数学B(第1問) 問14)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問67(数学Ⅱ・数学B(第1問) 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

( ホ )にあてはまるものを1つ選べ。

以下の問題を解答するにあたっては、必要に応じて 常用対数表(リンク) を用いてもよい。

花子さんは、あるスポーツドリンク(以下、商品S)の売り上げ本数が気温にどう影響されるかを知りたいと考えた。そこで、地区Aについて調べたところ、最高気温が22℃、25℃、28℃であった日の商品Sの売り上げ本数をそれぞれN1,N2,N3とするとき

N1=285,N2=368,N3=475
であった。このとき
(N2−N1)/(25−22) < (N3−N2)/(28−25)
であり、座標平面上の3点(22,N1)、(25,N2)、(28,N3)は一つの直線上にはないので、花子さんはN1,N2,N3の対数を考えてみることにした。

(1)常用対数表によると、log102.85=0.4548であるので

log10N1=log10285=0.4548+( ネ )=( ネ ).4548

である。この値の小数第4位を四捨五入したものをp1とすると

p1=( ネ ).455

である。同じように、log10N2の値の小数第4位を四捨五入したものをp2とすると

p2=( ノ ).( ハヒフ )である。

さらに、log10N3の値の小数第4位を四捨五入したものをp3とすると

(p2−p1)/(25−22)=(p3−p2)/(28−25)

が成り立つことが確かめられる。したがって

(p2−p1)/(25−22)=(p3−p2)/(28−25)=k

とおくとき、座標平面上の3点(22,p1)、(25,p2)、(28,p3)は次の方程式が表す直線上にある。

y=k(x−22)+p1  ・・・・・①

いま、Nを正の実数とし、座標平面上の点(x,log10N)が①の直線上にあるとする。このとき、xとNの関係式として、正しいものは( ヘ )である。

(2)花子さんは、地区Aで最高気温が32℃になる日の商品Sの売り上げ本数を予想することにした。x=32のときに関係式( ヘ )を満たすNの値は( ホ )の範囲にある。そこで、花子さんは売り上げ本数が( ホ )の範囲に入るだろうと考えた。
  • 440以上450未満
  • 450以上460未満
  • 460以上470未満
  • 470以上480未満
  • 650以上660未満
  • 660以上670未満
  • 670以上680未満
  • 680以上690未満
  • 890以上900未満
  • 900以上910未満
  • 910以上920未満
  • 920以上930未満

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この過去問の解説 (1件)

01

ネの回答

log10285=log10(2.85×102)

           =log102.85+log10102

           =log102.85+2log1010

 

常用対数表によると、

log102.85=0.4548

であるから、

 

log10285=0.4548+2

           =2.4548

p1=2.455

 

ノハヒフの回答

log10N2=log10368

          =log10(3.68×102)

          =log103.68+log10102

          =log103.68+2log1010

 

常用対数表によると、

log103.68=0.5658

であるから、

 

log10N2=0.5658+2

           =2.5658

小数第4位を四捨五入して、

p2=2.566

となります。

 

への回答

点(x,log10N)が①の直線上にあるので、

点(x,log10N)を①の式に代入します。

 

log10N=k(x-22)+p1

対数を指数の形に変形し、

N=10k(x-22)+p1

 

x=32のときにN=10k(x-22)+p1を満たすNの値の範囲を求めます。

x=32を式に代入すると、

N=10k(32-22)+p1

  =1010k+p1

 

ここでkの値を求めると、

k=(p2−p1)/(25−22)

  =(2.566-2.455)/3

  =0.111/3

  =0.037

 

よって、

N=1010×0.037+2.455

  =102.825

  =100.825×102

 

100.825の値を求めます。

100.825=Aとおくと、

log10A=0.825

 

常用対数によると、

log106.68=0.8248

log106.69=0.8254

であるから、

log10Aは

log106.68<log10A<log106.69

の範囲であることがわかります。

 

ここからNの範囲を求めます。

底10は1より大きいので、

6.68<A<6.69

6.68<100.825<6.69

668<100.825×100<669

668<N<669

選択肢6. 660以上670未満

668<N<669の範囲を含むので、

正解です。

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