共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問112 (数学Ⅱ・数学B(第5問) 問8)

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問題

共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問112(数学Ⅱ・数学B(第5問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

点Oを原点とする座標空間に4点A(2,7,−1)、B(3,6,0)、C(−8,10,−3)、D(−9,8,−4)がある。A、Bを通る直線をl1とし、C、Dを通る直線をl2とする。

(3)点Pがl1上を動き、点Qがl2上を動くとする。このとき、線分PQの長さが最小になるPの座標は([ セソ ]、[ タチ ]、[ ツテ ])、Qの座標は([ トナ ]、[ ニヌ ]、[ ネノ ])である。

( トナ )、( ニヌ )、( ネノ )にあてはまるものを1つ選べ。
  • トナ:−7  ニヌ:12  ネノ:−2
  • トナ:−8  ニヌ:12  ネノ:−3
  • トナ:−8  ニヌ:13  ネノ:−4
  • トナ:−7  ニヌ:13  ネノ:−5

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この過去問の解説 (2件)

01

(※本解説ではベクトルOA を →OA と記します。)

前問(セ)~(テ)と同様に考えます。
実数 t を用いて →CQ = t →CD とすると、
→OQ = →OC + →CQ = →OC + t →CD
= (-8, 10, -3) +t (-1, -2, -1) 

ただし、→PQ = →OQ - →OP の計算方法を少し変えます。
 

設問(キ)~(サ)の途中計算により、
→OP = →OA + s →AB = (2, 7, -1) + s (1, -1, 1)

これを使う事で、
→PQ = →OQ - →OP 
=(-8, 10, -3) +t (-1, -2, -1) - (2, 7, -1) - s (1, -1, 1)
= (-10 -t, 3 - 2t, -2 -t) - s (1, -1, 1)
 

問題文の条件を満たすとき、
直線PQと直線ABが垂直に交わり、かつ直線PQと直線CDが垂直に交わります。
→PQ ・→CD = 0 を考えると、
設問(オ)より →AB・→CD = 0 であった事に注意して、
→PQ ・→CD = (-10 -t, 3 - 2t, -2 -t)・(-1, -2, -1) - 0
 

よって、→PQ ・→CD = 0 を考えると、
10 + t - 6 + 4t +2 + t = 0
⇔ 6t = -6
⇔ t = -1

 

→OQ =  (-8, 10, -3) +t (-1, -2, -1) であったので、
→OQ =  (-8, 10, -3) + (1, 2, 1)
= (-7, 12, -2)

 

トナ:-7 ニヌ:12 ネノ:-2  の組み合わせの選択肢が本設問の解答となります。
 

前問(セ)~(テ)

設問(キ)~(サ)より、
→OP = (2 + s, 7 - s, -1 + s)
実数 t を用いて →CQ = t →CD とすると、
→OQ = →OC + →CQ = →OC + t →CD
= (-8, 10, -3) +t (-1, -2, -1)


→PQ = →OQ - →OP 
= (-8, 10, -3) +t (-1, -2, -1) - (2 + s, 7 - s, -1 + s) 
= (-10 - s, 3 + s , -2 - s) + t (-1, -2, -1)


問題文の条件を満たすとき、
直線PQと直線ABが垂直に交わり、かつ直線PQと直線CDが垂直に交わります。
まず →PQ ・→AB = 0 を考えると、
設問(オ)より →AB・→CD = 0 であった事に注意して、
→PQ ・→AB = (1, -1, 1)・  (-10 - s, 3 + s , -2 - s) + 0
よって、→PQ ・→AB = 0 を考えると、
-10 - s - 3 - s - 2 - s = 0
⇔ 3s = -15 ⇔ s = -5


→OP = (2 + s, 7 - s, -1 + s) であったので、
→OP = (-3, 12, -6)

 

設問(キ)~(サ)

前問(カ)および設問(ア)~(エ)より、
→OP = →OA + s →AB = (2, 7, -1) + s (1, -1, 1)
= (2 + s, 7 - s, -1 + s)
よって、
|→OP|2 = (2 + s)2 + (7 - s)2 + (-1 + s)2
=3s2 + 4s - 14s - 2s +4 + 49 + 1
=3s2 -12s +54
 

設問(カ)

問題文より →AP = s →AB である事と、
ベクトルの足し算の公式を使うと次式が得られます。
→OP = →OA + →AP = →OA + s →AB

 

設問(ア)~(エ)

問題文の4点の座標は、
いずれも位置ベクトル →OA, →OB のように表す事ができ、
→AB = →OB - → OA = (3 - 2, 6 - 7, 0 - (-1))
= (1, -1, 1) と計算できます。

 

設問(オ)

設問(ア)~(エ)より、→AB = (1, -1, 1)
また、同様の計算により、
→CD = →OD - →OC = (-9 - (-8), 8 - 10, -4 - (-3))
= (-1, -2, -1)

 

よって、求める内積は次のようになります。
→AB・→CD =  (1, -1, 1)・(-1, -2, -1)
= 1・(-1) + (-1)・(-2) +1・(-1)
=-1 + 2 - 1 = 0

選択肢1. トナ:−7  ニヌ:12  ネノ:−2

考え方は前問(セ)~(テ)と同様ですが、
設問(オ)の結果である →AB・→CD = 0 をうまく使うために、
→PQ = →OQ - →OP の計算方法を少し変えています。
すなわち、→PQ ・→CD の内積計算で s が消去され、
t だけが変数として残るようにしています。
全体的に計算はやや煩雑ですが、慎重に計算していけば結果が得られる点は前問(セ)~(テ)と同様です。

まとめ

本設問の考え方は前問(セ)~(テ)と同様です。
前問での考え方が分かっていれば計算方法は似ているので、慎重に計算して解きましょう。
 

前問(セ)~(テ)のまとめより

問題文の条件を満たすとき、
直線PQと直線ABが垂直に交わり、
直線PQと直線CDも垂直に交わる事から内積計算をして 0 になる式を2つ作る必要があります。


設問(オ)より →AB・→CD = 0 であった事を使う事が計算上重要になります。
それによって計算が比較的平易になるとともに、s と t の連立方程式ではなく、
s と t を個別に求める計算となります。


同じ大問の他設問と比べると少し計算が長くなりますが、
ひとつひとつ必要な計算をしていきましょう。

参考になった数0

02

AからBへのベクトルをABと書きます。

Pはl1上、Qはl2上にあります。このことから線分PQの長さが最小になるとき、線分PQはl1,l2両方に対して垂線になります。

よって方針は以下になります。

PQをパラメータを用いて表現する

PQAB=0,PQCD=0を解く

 

前問でOP=(s+2,-s+7,s-1)とわかりました。

同じ方法でCQ=tCDを解きますと

OQ=(-t-8,-2t+10,-t-3)

を得ます。よって

PQ=(-s-t-10,s-2t+3,-s-t-2)

とわかります。では内積を解いていきます。

 

PQAB=0よりs=-5

PQCD=0よりt=-1

 

以上から線分PQの長さが最小になるP,Qの座標はそれぞれ

(-3,12,-6),(-7,12,-2)

参考になった数0