共通テスト(数学) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問51 (数学Ⅱ・数学B(第1問) 問4)
問題文
sin{θ+(π/6)}=sin2θ ・・・・・①
の解を求めよう。以下では、α=θ+(π/6)、β=2θとおく。
このとき、①は
sinα=sinβ ・・・・・②
となる。
(ⅰ)二つの一般角αとβが等しければ、sinαとsinβは等しい。
α=βを満たすθはπ/( ア )であり、これは①の解の一つである。
そして、θ=π/( ア )のとき
sin{θ+(π/6)}(=sin2θ=(√[ イ ])/( ウ )となる。
(ⅱ)太郎さんと花子さんは、θ=π/( ア )以外の①の解を求める方法について話している。
太郎:角が等しくなくても、サインの値が等しくなることがあるね。
花子:サインの値が等しくなるのはどんなときか、単位円を用いて考えてみようか。
Oを原点とする座標平面において、中心がOで、半径が1の円をCとする。さらに、αの動径とCとの交点をP,βの動径とCとの交点をQとする。ここで、動径はOを中心とし、その始線はx軸の正の部分とする。
②が成り立つときに、点Pと点Qの間につねに成り立つ関係の記述として、正しいものは( エ )である。
(ⅲ)θ≠π/( ア )とする。
・0≦θ≦π/2の場合を考える。このとき、0≦β≦πであるので、②が成り立つとき、(ⅱ)で考察したことに注意すると、αとβは
α+β=( オ )
を満たすことがわかる。これより、0≦θ≦π/2のときの①の解
θ=([ カ ]/[ キク ])π
を得る。
・π/2<θ<πの場合を考える。
このとき、π<β<2πであるので、②が成り立つとき、(ⅱ)で考察したことに注意すると、αとβは
α+β=( ケ )
を満たすことがわかる。これより、π/2<θ<πのときの①の解
θ=([ コサ ]/[ シス ])π
を得る。
以上より、0≦θ<πのとき、①の解は
θ=π/( ア ),([ カ ]/[ キク ])π,([ コサ ]/[ シス ])π
である。
( オ )にあてはまるものを1つ選べ。
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問題
共通テスト(数学)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問51(数学Ⅱ・数学B(第1問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
sin{θ+(π/6)}=sin2θ ・・・・・①
の解を求めよう。以下では、α=θ+(π/6)、β=2θとおく。
このとき、①は
sinα=sinβ ・・・・・②
となる。
(ⅰ)二つの一般角αとβが等しければ、sinαとsinβは等しい。
α=βを満たすθはπ/( ア )であり、これは①の解の一つである。
そして、θ=π/( ア )のとき
sin{θ+(π/6)}(=sin2θ=(√[ イ ])/( ウ )となる。
(ⅱ)太郎さんと花子さんは、θ=π/( ア )以外の①の解を求める方法について話している。
太郎:角が等しくなくても、サインの値が等しくなることがあるね。
花子:サインの値が等しくなるのはどんなときか、単位円を用いて考えてみようか。
Oを原点とする座標平面において、中心がOで、半径が1の円をCとする。さらに、αの動径とCとの交点をP,βの動径とCとの交点をQとする。ここで、動径はOを中心とし、その始線はx軸の正の部分とする。
②が成り立つときに、点Pと点Qの間につねに成り立つ関係の記述として、正しいものは( エ )である。
(ⅲ)θ≠π/( ア )とする。
・0≦θ≦π/2の場合を考える。このとき、0≦β≦πであるので、②が成り立つとき、(ⅱ)で考察したことに注意すると、αとβは
α+β=( オ )
を満たすことがわかる。これより、0≦θ≦π/2のときの①の解
θ=([ カ ]/[ キク ])π
を得る。
・π/2<θ<πの場合を考える。
このとき、π<β<2πであるので、②が成り立つとき、(ⅱ)で考察したことに注意すると、αとβは
α+β=( ケ )
を満たすことがわかる。これより、π/2<θ<πのときの①の解
θ=([ コサ ]/[ シス ])π
を得る。
以上より、0≦θ<πのとき、①の解は
θ=π/( ア ),([ カ ]/[ キク ])π,([ コサ ]/[ シス ])π
である。
( オ )にあてはまるものを1つ選べ。
- 0
- π/2
- π
- (3/2)π
- 2π
- (5/2)π
- 3π
- (7/2)π
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この過去問の解説 (2件)
01
正弦関数に関する公式 sin(π - θ) = sin θ が成立し、
問題文より α と β は 0 以上 π以下である事に注意します。
すると、sin α = sin β となるときには、
α = π - β であり、
α + β = π という事になります。
「π」の選択肢が設問(オ)の解答となります。
単位円(原点が中心で半径が 1 である円)における図からも、
解答を求める事ができます。
α と β が 0 以上 π 以下である条件のもとで、
sin α = sin β となるときには、
α = π - β であり、
α + β = π という事が分かります。
α と β は 0 以上 π 以下であるので、足しても2π以上にはなりません。
よって、この選択肢は正しくありません。
本設問で注意すべき点としては α と β の範囲が制限されているという事が挙げられます。
公式 sin(π - θ) = sin θ はいつでも成立しますが、
α と β の範囲の制限がなければ、角度が単位円を1周以上回る事で、
sin α = sin β であっても α + β の値が π にならない場合が出てきます。
その事は公式 sin(2π + θ) = sin θ に関連します。
ただし、この選択肢は正しくありません。
(α と β は 0 以上 π 以下であるので、足しても2π以上にはなりません。)
正弦関数に関する公式の 1 つと関連が深い設問です。
公式 sin(π - θ) = sin θ が成立します。
本設問での α と β の範囲に注意して、図でも判断できます。
暗記が難しい場合でも、図で見ると判断しやすいかと思われます。
三角関数の公式に慣れていない場合は、
単位円を使って問題を多く解き、慣れていきましょう。
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02
問題では
α=θ+π/6
β=2θ
とおいています。
また、今は 0≦θ≦π/2 を考えているので、
0≦β≦π
です。
さらに、(ⅱ)で
sinα=sinβ のとき、単位円上の点Pと点Qは y座標が等しい と考えました。
単位円で、0以上π以下 の範囲にある2つの角が同じサインをもつとき、
その2点は y軸に関して対称 です。
このとき角は足して π になります。
したがって、α+β=π です。
正解です。
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