共通テスト(数学) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問50 (数学Ⅱ・数学B(第1問) 問3)

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問題

共通テスト(数学)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問50(数学Ⅱ・数学B(第1問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

(1)0≦θ<πのとき、方程式

sin{θ+(π/6)}=sin2θ  ・・・・・①

の解を求めよう。以下では、α=θ+(π/6)、β=2θとおく。

このとき、①は

sinα=sinβ  ・・・・・②

となる。

(ⅰ)二つの一般角αとβが等しければ、sinαとsinβは等しい。

α=βを満たすθはπ/( ア )であり、これは①の解の一つである。

そして、θ=π/( ア )のとき

sin{θ+(π/6)}(=sin2θ=(√[ イ ])/( ウ )となる。

(ⅱ)太郎さんと花子さんは、θ=π/( ア )以外の①の解を求める方法について話している。

太郎:角が等しくなくても、サインの値が等しくなることがあるね。
花子:サインの値が等しくなるのはどんなときか、単位円を用いて考えてみようか。

Oを原点とする座標平面において、中心がOで、半径が1の円をCとする。さらに、αの動径とCとの交点をP,βの動径とCとの交点をQとする。ここで、動径はOを中心とし、その始線はx軸の正の部分とする。

②が成り立つときに、点Pと点Qの間につねに成り立つ関係の記述として、正しいものは( エ )である。

(ⅲ)θ≠π/( ア )とする。

・0≦θ≦π/2の場合を考える。このとき、0≦β≦πであるので、②が成り立つとき、(ⅱ)で考察したことに注意すると、αとβは

α+β=( オ )

を満たすことがわかる。これより、0≦θ≦π/2のときの①の解

θ=([ カ ]/[ キク ])π

を得る。

・π/2<θ<πの場合を考える。

このとき、π<β<2πであるので、②が成り立つとき、(ⅱ)で考察したことに注意すると、αとβは

α+β=( ケ )

を満たすことがわかる。これより、π/2<θ<πのときの①の解

θ=([ コサ ]/[ シス ])π

を得る。

以上より、0≦θ<πのとき、①の解は

θ=π/( ア ),([ カ ]/[ キク ])π,([ コサ ]/[ シス ])π

である。

( エ )にあてはまるものを1つ選べ。
問題文の画像
  • 点Pと点Qは同じ点である。
  • 点Pのx座標と、点Qのx座標が等しい。
  • 点Pのy座標と、点Qのy座標が等しい。
  • 点Pと点Qは、原点Oに関して対称である。

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この過去問の解説 (2件)

01

正弦関数の値を図で求める時は、
原点が中心で半径が 1 の「単位円」の円周上の点の「y座標」を見ます。
定義により、「角度」が鈍角の時も、πを超える時も、
負の数である時も、同じように考えます。

 

よって、sin α = sin β であるときには、
「点Pのy座標と、点Qのy座標が等しい 」という事になります。
「点Pのy座標と、点Qのy座標が等しい 。」の選択肢が設問(エ)の解答となります。

選択肢3. 点Pのy座標と、点Qのy座標が等しい。

正弦関数の定義により、そのようになります。

例えば sin(2π/3) = sin(π/3) となりますが、

単位円の円周上の角度に対応する点で見ると「y座標」が等しくなります。

まとめ

正弦関数の定義に関する設問です。

原点が中心で半径を 1 とする単位円の円周上の点を考えたときに、

その点のx座標が余弦関数(cos x)の値であり、

y 座標が正弦関数(sin x)の値となります。

変数の値は弧度法による「角度」になりますが、

点(1, 0) から反時計回りを正とした時の「円周の長さ」と解釈する事もできます。

 

この時に、原点から単位円の円周上までの長さが 1 であり、

cos2x + sin2x = 1 の式に合致している事にもなります。

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02

この問題は、前問までの流れを使うと考えやすいです。
 

これまでに、

・α=θ+π/6

・β=2θ

・sinα=sinβ

として考えてきました。

 

単位円では、角に対応する点のy座標がその角のサインの値です。
つまり、

・点Pのy座標はsinα

・点Qのy座標はsinβ

です。

 

いま sinα=sinβ なので、いつも成り立つのは
「点Pのy座標と、点Qのy座標が等しい」 ということです。

選択肢3. 点Pのy座標と、点Qのy座標が等しい。

正解です。

参考になった数0