大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和7年度(2025年度)追・試験
問43 (数学Ⅱ・数学B(第1問) 問6)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和7年度(2025年度)追・試験 問43(数学Ⅱ・数学B(第1問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

nを3以上の自然数とする。
(1)xnをx−2や2x−1で割ったときの余りについて考えよう。

(ⅰ)xnをx−2で割ったときの商をQ(x),余りをkとおく。xnをQ(x)とkを用いて表すと

xn=( ア )・・・・・①

となる。①の両辺のxに2を代入すると、k=( イ )であることがわかる。

(ⅱ)(ⅰ)と同様に考えると、xnを2x−1で割ったときの余りは、( ウ )であることがわかる。

(2)次に、xnを(x−2)2や(2x−1)2で割ったときの余りについて考えよう。

(ⅰ)xnを(x−2)2で割ったときの余りをR(x)とおく。
太郎さんと花子さんは、R(x)の求め方について話している。

太郎:(1)と同じように考えても、余りをうまく求められないね。
花子:X=x−2とおいてみるのはどうだろう。

花子さんの提案する方法で、余りを求めてみよう。

X=x−2とおく。このとき

xn=(X+2)n

である。(X+2nを展開すると、Xの項の係数は( エ )、定数項は( オ )となる。これら以外の項はX2で割り切れるので、(X+2)nは、ある多項式A(X)を用いて

(X+2)n=A(X)・X2+( エ )X+( オ )

と表すことができる。このことから

R(x)=( カ )x+( キ )であることがわかる。

( カ ),( キ )にあてはまるものを一つ選べ。
  • カ:2n  キ:(−n+1)/2n−1
  • カ:1/2n  キ:n/2n−1
  • カ:n・2n−1  キ:(−n+1)・2n
  • カ:(−n+1)・2n−1  キ:n・2n
  • カ:n/2n  キ:1/2n
  • カ:(−n+1)/2n  キ:2n
  • カ:n/2n−1  キ:(−n+1)・2n−1
  • カ:(−n+1)/2n−1  キ:n/2n

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この過去問の解説 (3件)

01

(エ)、(カ)と問題文より、二項定理で展開すると以下のようになります。

 

(X+2)n

=nC0・Xn+nC1・Xn−1・21+…+nCk・Xn-k・2k+…+nCn-1・X1・2n-1+nCn・2n

=A(X)・X2+n・2n-1X+2n

 

(網掛けの部分はX2でくくったことになります)

 

ここで、X=x−2であるため、

 

(x-2+2)n=A(x-2)・(x-2)2+n・2n-1(x-2)+2n

 

※A(x-2)はある多項式を表しているので、(x-2)2と掛けることはできません

xn=(x-2)2・A(x-2)+n・2n-1x-n・2n-1・2+2n

xn=(x-2)2・A(x-2)+n・2n-1x+(-1+n)・2n

 

以上のように変形することができて、この式はxnを(x-2)2で割った商がA(x-2)、余りがn・2n-1x+(-1+n)・2nとなることを表しています。

参考になった数0

02

空欄(エ)、(オ)

二項定理
(a+b)n=nC0・an・b0+nC1・an−1・b1+...+nCk・an−k・bk+...+nCn・a0・bn
を(X+2)nに適用し、X1とX0の項に注目します。
(X+2)n=nC0・Xn・20+nC1・Xn-1・21+...+nCn-2・X2・2n-2+nCn-1・X1・2n-1+nCn・X0・2n

=nC0・Xn・20+nC1・Xn-1・21+...+nCn-2・X2・2n-2+n・2n-1・X+2n

Xの2乗以上の項をX2でくくり、A(X)に置き換えます。
(X+2)n=(nC0・Xn-2・20+nC1・Xn-3・21+...+nCn-2・X0・2n-2)X2+n・2n-1・X+2n
=A(X)・X2+n・2n-1・X+2n


X=x−2で戻すと、
(x−2+2)n=A(x−2)・(x−2)2+n・2n-1・(x−2)+2n

xn=A(x−2)・(x−2)2+n・2n-1・x-n・2n+2n

xn=A(x−2)・(x−2)2+n・2n-1・x+(-n+1)・2n
本文「xnを(x−2)2で割ったときの余りをR(x)とおく。」とあるので、A(x−2)を商と考え、
R(x)=n・2n-1・x+(-n+1)・2n

と置くと

xn=A(x−2)・(x−2)2+R(x)

となります。

まとめ

元々は、xnを(x−2)2で割ったときの余りR(x)を求めたかったために、
X=x-2と置き二項定理を用いてxnを分解している、という流れを思い出しましょう。

参考になった数0

03

解答:カ:n・2n-1、キ:(-n+1)・2n

 

解説:

(オ)までの結果より、

(X+2)n=A(X)・X2+n・2n-1X+2n

上式にX=x-2を代入すると、以下のようになります。

xn=A(x-2)・(x-2)2+n・2n-1(x-2)+2n

上式における下線部がR(x)であるため、

R(x)=n・2n-1x+(-1+n)・2n

参考になった数0