共通テスト(数学) 過去問
令和7年度(2025年度)追・試験
問68 (数学Ⅱ・数学B(第4問) 問8)

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問題

共通テスト(数学)試験 令和7年度(2025年度)追・試験 問68(数学Ⅱ・数学B(第4問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

(3)aを実数とする。数列{cn}を次の式で定める。

c1=a,

cn+1=−1/2cn2+4(n=1,2,3,・・・)・・・・・①

花子さんと太郎さんは、数列{cn}について話している。

花子:一般項cnを求めてみようか。
太郎:一般項を式で表すのは難しそうだから、aとnをいろいろ変えてみて,cnの具体的な値を調べてみよう。
花子:コンピュータでたくさん計算してみたけれど、−4≦cn≦4が成り立つことが多いね。
太郎:−4≦ck≦4が成り立つと、−4≦ck+1≦4も成り立つように見えるね。

(ⅱ)  表1は、コンピュータによる計算結果の一部をまとめたものである。ただし、c4の値は小数第4位を四捨五入したものである。

aを変えて得られる数列{cn}に関する次の命題(Ⅰ),(Ⅱ),(Ⅲ)について、真偽の組合せとして正しいものは( ツ )である。

(Ⅰ)  a>4ならば、すべての自然数nについてcn>4が成り立つ。
(Ⅱ)  a≦4ならば、すべての自然数nについてcn≦4が成り立つ。
(Ⅲ)  a<0ならば、すべての自然数nについてcn<0が成り立つ。

( ツ )にあてはまるものを一つ選べ。
問題文の画像
  • (Ⅰ):真  (Ⅱ):真  (Ⅲ):真
  • (Ⅰ):真  (Ⅱ):真  (Ⅲ):偽
  • (Ⅰ):真  (Ⅱ):偽  (Ⅲ):真
  • (Ⅰ):真  (Ⅱ):偽  (Ⅲ):偽
  • (Ⅰ):偽  (Ⅱ):真  (Ⅲ):真
  • (Ⅰ):偽  (Ⅱ):真  (Ⅲ):偽
  • (Ⅰ):偽  (Ⅱ):偽  (Ⅲ):真
  • (Ⅰ):偽  (Ⅱ):偽  (Ⅲ):偽

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この過去問の解説 (3件)

01

(Ⅰ)  a>4ならば、すべての自然数nについてcn>4が成り立つ。 について

表1のa=5の行を見ると、c2、c3、c4 が負なので、これらが反例となり、です。

 

(Ⅱ)  a≦4ならば、すべての自然数nについてcn≦4が成り立つ。 について

(2)の議論より、ck+1≦4はckの値によらず成り立つため、cn≦4が成り立ち、です。


(Ⅲ)  a<0ならば、すべての自然数nについてcn<0が成り立つ。 について

ck+1=−1/2ck2+4<0 が成り立つ範囲を考えると

ck−8>0

(ck+2√2)(ck-2√2)>0

ck<-2√2、2√2<ck となるため

2√2≦cn≦2√2 となる nに対しては cn<0 が成り立たないことが分かります

 

例えば、a=c1=−1のとき (-2√2≦c1

c2=−1/2c12+4=−1/2・(-1)2+4=3/4>0 となり、このa=−1が反例です。したがって、です。

参考になった数0

02

命題(I)「a>4ならば、すべての自然数nについてcn>4が成り立つ。」について
表1のa=5のとき、c2、c3、c4は負のため、命題(I)は偽です。

命題(II)「a≦4ならば、すべての自然数nについてcn≦4が成り立つ。」について
空欄(タ)、(チ)

ck+1≦4が成り立つとすると、
ck+1=-1/2ck2+4を代入、
-1/2ck2+4≦4
ck2≧0

よって、ckの値に関わらず常に成り立つことがわかります。

-4≦ck+1が成り立つとすると、
ck+1=-1/2ck2+4を代入、
-4≦-1/2ck2+4
ck2≦16
-4≦ck≦4
よって、ckが-4≦ck≦4のときに成り立つことがわかります。

命題1「kを自然数とする。−4≦ck≦4が成り立つならば、−4≦ck+1≦4が成り立つ。」

命題2「−4≦a≦4ならば、すべての自然数nについて−4≦cn≦4が成り立つ。」
命題2により、命題(II)は真です。

 

命題(III)「a<0ならば、すべての自然数nについてcn<0が成り立つ。」について

今、a(=c1)の条件がわかっていますので、c2<0が成り立つかについて考えます。

c2=-1/2c12+4<0
a2>8

a<-2√(2) または 2√(2)<a
a<0の条件に当てはまらないので、偽です。

まとめ

一見、それぞれの命題の証明に時間がかかるように思えますが、材料は揃っていますので、敬遠せずに素早く対処したいです。

参考になった数0

03

解答:(Ⅰ):偽、(Ⅱ):真、(Ⅲ):偽

 

解説:

命題(Ⅰ)について考えます。

α=5のとき、c2、c3、c4において負の値になっているので、偽です。

 

命題(Ⅱ)について考えます。

(タ)の結果より、すべてのkについて、ck≦4です。

よって、命題(Ⅱ)は真です。

 

命題(Ⅲ)について考えます。

α=-2のとき、①に代入すると、

c2=-1/2×(-2)2+4=0

よって、以上が反例なので、偽です。

参考になった数0