共通テスト(数学) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問101 (数学Ⅱ・数学B(第5問) 問(3)(コ))
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この過去問の解説 (1件)
01
(注)
n個の標本X1,X2,X3,…,Xnに対する標本平均をX ̅と表記します。
(1)オより、表1の確率分布を持つ母集団に対して、n個の無作為抽出を行ったとき、
nが十分に大きければ、
標本平均W ̅=W1+W2+W3+…+Wnn
は、正規分布N(p,p(1-p)n)に従うことが分かっています。
n=100において、帰無仮説「p=0.4」が正しいとき、W ̅は、
N(0.4,0.4×(1-0.4)100)=N(0.4,0.4×0.6100)
=N(0.4,(2/5)×(3/5)100)
=N(0.4,62500)
=N(0.4,(650)2)
に従うことになります。
Yを、
Y=W--0.46/50
としましょう。このとき、Yは、標準正規分布N(0,1)に従います。
P(W ̅≧46100)を計算すると、
P(W ̅≧46100)=P(W ̅≧0.46)
=P(W ̅-0.4≧0.06)
=P(W--0.46/50≧0.066/50)
=P(Y≧0.066/50)
=P(Y≧36)
=P(Y≧62)
=P(Y≧2.452) (6=2.45より)
=P(Y≧1.225)
≧P(Y≧1.23)
=0.5-0.3907 (正規分布表から)
=0.1093
となります。
この0.1093を%に直すと、10.93%となります。
帰無仮説「p=0.4」であるとすると、
P(W ̅≧46100)≧10.93%
と、有意水準5%よりも大きい、そこそこ起きうる出来事であると言えます。
このため、帰無仮説「p=0.4」が誤っているとは言えず、
帰無仮説を棄却することができません。
つまり、今年の資格試験の合格率は0.4よりも高かったとは、
必ずしも言えないことになります。
※
正規分布表では、P(0≦Y≦1.225)を読み取れません。
P(0≦Y≦z)のzが小数第2位までであれば、正規分布表から読み取れますが、
zが小数第3位まで書かれているときは読み取れません。
従って、「これくらいかな?」と予測しなければいけません。
正規分布表から、
P(0≦Y≦1.22)=0.3888
P(0≦Y≦1.23)=0.3907
となりますので、
P(Y≧1.22)=0.5-0.3888=0.1112
P(Y≧1.23)=0.5-0.3907=0.1093
となります。
このことから、
「P(W ̅≧46100)は11%くらい、有意水準5%よりも高いな…」
と予測できますね。
一応、不等式を用いて、有意水準5%よりも高いことを厳密に示していますが、
試験会場では、大雑把な予測で問題ございません。
「有意水準5%より大きい」が正解です。
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