大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問48 (数学Ⅰ・数学A(第5問) 問1)
問題文
△ABCの重心をGとし、線分AG上で点Aとは異なる位置に点Dをとる。直線AGと辺BCの交点をEとする。また、直線BC上で辺BC上にはない位置に点Fをとる。直線DFと辺ABの交点をP,直線DFと辺ACの交点をQとする。
(1)点Dは線分AGの中点であるとする。このとき、△ABCの形状に関係なく
AD/DE=( ア/イ )
である。また、点Fの位置に関係なく
BP/AP=( ウ )✕( エ/オ ),CQ/AQ=( カ )✕( キ/ク )
であるので、つねに
BP/AP+CQ/AQ=( ケ )
となる。
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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問48(数学Ⅰ・数学A(第5問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
△ABCの重心をGとし、線分AG上で点Aとは異なる位置に点Dをとる。直線AGと辺BCの交点をEとする。また、直線BC上で辺BC上にはない位置に点Fをとる。直線DFと辺ABの交点をP,直線DFと辺ACの交点をQとする。
(1)点Dは線分AGの中点であるとする。このとき、△ABCの形状に関係なく
AD/DE=( ア/イ )
である。また、点Fの位置に関係なく
BP/AP=( ウ )✕( エ/オ ),CQ/AQ=( カ )✕( キ/ク )
であるので、つねに
BP/AP+CQ/AQ=( ケ )
となる。
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この過去問の解説 (2件)
01
基本的な図形問題です。
三角形の五心のうち、重心の性質について問われています。
重心の基本的な性質についてもう一度押さえておきましょう。
重心は中線を2:1に内分する点である
※中線とは各頂点と向かい合う辺の中点を結んだ点のことです。
点Gは重心ですので、辺AEを2:1に内分します。
AG:GE=2:1 ・・・①が成り立ちます。
また、点DはAGの中点ですので、
AD:DG=1:1 ・・・②です。
以上、①と②をまとめると、
AD:DG:GE=1:1:1となります。
つまり、辺AEを3等分する点がDとGということです。
したがって、AD:DE=1:2となり、
AD/DE=1/2となります。
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02
図形の性質の問題です。
公式自体は難しくないので、慣れないうちはきちんと図形を書いて、
視覚的に間違いがないか確かめるようにしましょう。
点Dは線分AGの中点であるとすると、
AD=1/2AG
=1/2×2/3AE
=1/3AE
よって、
AD/DE=1/3×AE/DE
=1/3×3/2
=1/2となります。
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