大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問72 (数学Ⅱ・数学B(第1問) 問16)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問72(数学Ⅱ・数学B(第1問) 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

以下( テ )に当てはまるものを選べ。

〔2〕a,bは正の実数であり、a≠1,b≠1を満たすとする。太郎さんは
logabとlogbaの大小関係を調べることにした。
問題文の画像
  • logpq>logqpかつlogpr>logrp
  • logpq>logqpかつlogpr<logrp
  • logpq<logqpかつlogpr>logrp
  • logpq<logqpかつlogpr<logrp

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この過去問の解説 (3件)

01

前問までで、次が確認できました。

logab=tとおくと、対数の定義よりat=bです。

これよりlogba=1/tが成り立ちます(互いに逆数です)。

さらに、tと1/tの大小は次で決まります。

t>1のときはt>1/tです。

−1<t<0のときもt>1/tです(1/tは−1より小さくなるため)。

t<−1のときはt<1/tです(1/tは−1と0の間になるため)。

 

問題文より
p=12/13(1より小さい)
q=12/11(1より大きい)
r=14/13(1より大きい)
です。

また、p<1のときは

p0=1

p(−1)=1/p
となり、指数が0から−1へ下がるほど値は1から1/pへ増えると考えられます。

ここで
1/p=13/12(約1.083…)です。

 

t₁=logₚqとおくと、前問までよりlogqp=1/t₁です。

t₁はp{t₁}=qを満たします。
q=12/11は1より大きいので、p<1のときt₁はになります。

さらに、p(−1)=1/p=13/12と比べると
q=12/11は13/12より大きいです。
p<1では、pt13/12より大きくするにはtを−1より小さくする必要があります。
したがってt₁<−1です。

t₁<−1なら、1/t₁は−1と0の間になります。

よって
t₁<1/t₁
つまり
logₚq<logqp
です。

 

次にt₂=logₚrとおくと、前問までよりlogrp=1/t₂です。

t₂はp{t₂}=rを満たします。
r=14/13は1より大きいので、t₂はやはりです。

ここでr=14/13は
1より大きく、13/12より小さい(14/13≈1.076、13/12≈1.083)ので、
p<1のとき、pt1と1/pの間になるのは指数tが−1と0の間のときです。
したがって−1<t₂<0です。

−1<t₂<0なら、1/t₂は−1より小さくなるので
t₂>1/t₂
つまり
logₚr>logrp
です。

選択肢3. logpq<logqpかつlogpr>logrp

正解です。

参考になった数0

02

(3)で求めた不等式に当てはまるかどうか

確認していく問題です。

落ち着いて大小関係を確認していきましょう。

 

分数の大小比較では、通分しても良いですが、

今回は1に近い数の比較ですので、

1からの違いに注目し、分母で比較した方が

早く解くことができます。

選択肢3. logpq<logqpかつlogpr>logrp

全ての選択式で、pが出てきていますので、

上の不等式で、a=p=12/13と考えます。

ここで、12/13<1ですから、これまでの問題の

0<a<1の場合を参考にします。

 

0<a<1の場合、logab>logbaが成り立つのは

・-1<logab<0については、

0<a<1ですから、1<b<a-1です。

・1<logabについては、

0<a<1ですから、b<aです。

また、真数条件より、b>0です。

以上まとめて、答えは0<b<a,1<b<1/aです。

 

q=12/11,r=14/13はどちらも

1より大きいことは明らかですから、

1<q<1/p,1<r<1/p

が成り立つかどうかを確認していきます。

 

まずqについてです。

12/11と1/p=13/12の大小関係は、

1/11と1/12の大小関係と同じですので、

12/11>13/12が成り立ちます。

つまり、q>1/pとなり、不等式の範囲外なので、

logpq<logqpとなります。

 

次にrについてです。

14/13と1/p=13/12の大小関係は、

1/13と1/12の大小関係と同じですので、

14/13<13/12が成り立ちます。

つまり、今回はr<1/pが成り立ちますので、

logpr>logrpとなります。

参考になった数0

03

対数に関する問題です。

自分のわかりやすい数字に置き換えて直感的な判断ができるようになると好ましいです。


 

選択肢3. logpq<logqpかつlogpr>logrp

問題文より、0<p<1<r<qになります。

 

前問において、a=p,b=qとすると、logpq>logqpを満たすqの範囲は、

0<q<p,もしくは1<q<1/pとなります。

しかし、p,qはどちらの不等式も満たさないため、logpq<logqpとなります。

 

同様に、前問においてa=p,b=rとすると、logpr>logrpを満たすrの範囲は、

0<r<p,もしくは1<r<1/pとなります。

問題文より、1<r<1/pは成立するため、logpr>logrpとなります。

 

よって、logpq<logqpかつlogpr>logrpが回答となります。

参考になった数0