共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問39 (数学Ⅰ・数学A(第3問) 問6)

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問題

共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問39(数学Ⅰ・数学A(第3問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

以下( サ )・( シ )に当てはまる組み合わせとして正しいものを選べ。

花子さんと太郎さんは、得点に応じた景品を一つもらえる、さいころを使った次のゲームを行う。ただし、得点なしの場合は景品をもらえない。

ゲームのルール
・最初にさいころを1回投げる。
・さいころを1回投げた後に、続けて2回目を投げるかそれとも1回で終えて2回目を投げないかを、自分で決めることができる。
・2回目を投げた場合は、出た目の合計をで6割った余りをAとする。2回目を投げなかった場合は、1回目に出た目を6で割った余りをAとする。
・Aが決まった後に、さいころをもう1回投げ、出た目がA未満の場合はAを得点とし、出た目がA以上のときは得点なしとする。

(1)1回目に投げたさいころの目にかかわらず2回目を投げる場合を考える。
A=4となるのは出た目の合計が( ア )または( イウ )の場合であるから、
A=4となる確率は( エ )/( オ )である。また、A≧4となる確率は( カ )/( キ )である。

(2)花子さんは4点以上の景品が欲しいと思い、A≧4となる確率が最大となるような戦略を考えた。
例えば、さいころを1回投げたところ、出た目は5であったとする。この条件のもとでは、2回目を投げない場合は確実にA≧4となるが、2回目を投げるとA≧4となる確率は( ク )/( ケ )である。よって、この条件のもとでは2回目を投げない方がA≧4となる確率は大きくなる。
1回目に出た目が5以外の場合も、このように2回目を投げない場合と投げる場合を比較すると、花子さんの戦略は次のようになる。

花子さんの戦略
1回目に投げたさいころの目を6で割った余りが( コ )のときのみ、2回目を投げる。
1回目に投げたさいころの目が5以外の場合も考えてみると、いずれの場合も2回目を投げたときにA≧4となる確率は( ク )/( ケ )である。このことから、花子さんの戦略のもとでA≧4となる確率は( サ )/( シ )であり、この確率は( カ )/( キ )より大きくなる。

  • サ:2  シ:3
  • サ:3  シ:5
  • サ:4  シ:9
  • サ:5  シ:9

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この過去問の解説 (3件)

01

前問までで、花子さんの戦略は、1回目の目を6で割った余りが3以下のときのみ、2回目を投げる

と分かっていました。
また、2回目を投げたときに A≧4 となる確率は、1回目の目に関係なく1/3でした。

 


1回目の目を x とします。
このとき、2回目の目を y とすると、

A は
「x+y を 6 で割った余り」
で決まります。

ここで知りたいのは、A が4以上、つまり

・A=4
・A=5

になる場合です。

2回目の目 y は 1、2、3、4、5、6 の6通りあります。
この6通りについて、x+y を 6 で割った余りを考えると、余りは 0、1、2、3、4、5 がちょうど1回ずつ現れます。

なぜなら、y を1ずつ増やすと、x+y の値も1ずつ増えるので、6で割った余りも順番にずれていくからです。
1回目の目 x が何であっても、この並び方は変わりません。

したがって、6通りのうち

・A=4 になるのが1通り
・A=5 になるのが1通り

あります。

つまり、A≧4 になるのは全部で2通りなので、確率は

2/6=1/3

です。

 

一方、2回目を投げないときは、Aは1回目の目を6で割った余りです。
したがって、

・余りが4、5なら、2回目を投げなくても確実にA≧4

・余りが0、1、2、3なら、2回目を投げないとA≧4にはならない

となります。

 

だから、余りが0、1、2、3のときだけ2回目を投げるのがいちばん有利です。

選択肢4. サ:5  シ:9

1回目のさいころの目で分けると、

・1、2、3、6 の4通りでは、確率 1/3

・4、5 の2通りでは、確率 1

です。

 

したがって全体の確率は

(4/6)×(1/3)+(2/6)×1
=(2/9)+(1/3)
=(2/9)+(3/9)
=5/9

となります。
よって、(サ)/(シ)は 5/9 です。

参考になった数0

02

前問より、1回目に投げた目が5のとき2回目を投げて A≧4 となる確率は 1/3 であることがわかっています。

下の(図1)から、1回目に投げたサイコロの目が5以外の時も同様に、A≧4 となる確率は 2/6=1/3 であることがわかります。(図1の、黄色のマスの部分) 

この事を念頭に置いて、花子さんの戦略のもとで A≧4 となる確率を求めます。

花子さんの戦略は、「1回目に投げたサイコロの目が1、2、3、6のときは2回目のサイコロを投げ、1回目に投げたサイコロの目が4、5のときは2回目のサイコロを投げない」ということなので、以上のことを表で表すと下の(表1)のようになります。

これより、A≧4 となる確率は、

(1回目に1の目が出て A≧4 となる確率)+(1回目に2の目が出て A≧4 となる確率)+ ・・ + (1回目に6の目が出て A≧4 となる確率)

 で、また1回目に1、2、3、4、5、6 の目が出る確率はすべて 1/6 なので、

 (1/6)×(1/3)+(1/6) ×(1/3)+(1/6) ×(1/3)+(1/6)+(1/6)+(1/6)×(1/3)

 =(1/6) ×{(1/3)+(1/3)+(1/3)+1+1+(1/3)}

 =(1/6) ×(10/3)

 =5/9

 これより、解答欄(サ)は「5」、解答欄(シ)は「9」となる選択肢の番号が入ります。

 

以上より、花子さんの戦略のもとで A≧4 となる確率は 5/9 で、1回目の目の値にかかわらず必ず2回目を投げる場合にA≧4となる確率 1/3(解答欄カキ)の値より大きいことがわかります。

まとめ

1回目に出た目が何であっても、2回目を投げてA≧4となる確率はすべて 1/3 になる、というところがポイントです。

参考になった数0

03

以下2点を考慮し、A≧4となる確率を表にまとめます。

 

・1回目に4または5が出た場合は2回目を投げないこと

・1回目に4、5以外の出目が出た場合、2回目でA≧4となるのは1回目の出目によらずすべて1/3であること

 

1回目の出目123456
2回目を投げない場合000110
2回目を投げた場合1/31/31/3--1/3

※1回目で4または5が出た場合は2回目を振らないため「-」で表示

 

1回目の1〜6の出目はすべて1/6の確率で出ることに注意すると

求める確率サ/スは

(1/3+1/3+1/3+1+1+1/3)×1/6=10/3×1/6=5/9(サ:5、ス:9)

となります。

 

前問より、カ/キ=1/6なのでサ/ス=5/9の方が大きいことが確かめられます。

選択肢1. サ:2  シ:3

不正解です。

選択肢2. サ:3  シ:5

不正解です。

選択肢3. サ:4  シ:9

不正解です。

選択肢4. サ:5  シ:9

正解です。

まとめ

これまでの情報を整理し、1回目で4または5が出た場合とそれ以外の目が出た場合で場合分けして考えましょう。

参考になった数0