大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問40 (数学Ⅰ・数学A(第3問) 問7)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問40(数学Ⅰ・数学A(第3問) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

以下( ス )・( セ )に当てはまる組み合わせとして正しいものを選べ。

花子さんと太郎さんは、得点に応じた景品を一つもらえる、さいころを使った次のゲームを行う。ただし、得点なしの場合は景品をもらえない。

ゲームのルール
・最初にさいころを1回投げる。
・さいころを1回投げた後に、続けて2回目を投げるかそれとも1回で終えて2回目を投げないかを、自分で決めることができる。
・2回目を投げた場合は、出た目の合計をで6割った余りをAとする。2回目を投げなかった場合は、1回目に出た目を6で割った余りをAとする。
・Aが決まった後に、さいころをもう1回投げ、出た目がA未満の場合はAを得点とし、出た目がA以上のときは得点なしとする。

(3)太郎さんは、どの景品でもよいからもらいたいと思い、得点なしとなる確率が最小となるような戦略を考えた。
例えば、さいころを1回投げたところ、出た目は3であったとする。この条件のもとでは、2回目を投げない場合、得点なしとなる確率は( ス )/( セ )であり、2回目を投げる場合、得点なしとなる確率は( ソタ )/( チツ )である。よって、1回目に投げたさいころの目が3であったときは、( テ )。
1回目に投げたさいころの目が3以外の場合についても考えてみると、太郎さんの戦略は次のようになる。

太郎さんの戦略
1回目に投げたさいころの目を6で割った余りが( ト )のときのみ、2回目を投げる。
この戦略のもとで太郎さんが得点なしとなる確率は( ナニ )/( ヌネ )であり、この確率は、1回目に投げたさいころの目にかかわらず2回目を投げる場合における得点なしとなる確率より小さくなる。

  • ス:2  セ:3
  • ス:3  セ:5
  • ス:4  セ:9
  • ス:5  セ:9

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この過去問の解説 (2件)

01

以下、太郎さんの戦略のもとで考えていきます。

問題の最初にあった「ゲームのルール」によると、Aの値が決まった後、「サイコロをもう一度投げて出た目がA以上になると得点なし」となることに留意する必要があります。

サイコロを1回投げて3の目が出た場合、2回目を投げないと A=3 が確定し、もう一回投げて3以上の目(3,4,5,6)が出ると得点なしとなります。よって、1回目に3の目が出たという条件のもとに得点なしとなる確率は 4/6=2/3 となります。

よって、解答欄(ス)は「2」、解答欄(セ)は「3」となる選択肢の番号が入ります。

まとめ

前問の花子さんの場合は A≧4 となる確率を考えていましたが、太郎さんの場合は、Aの値が決まってからもう一度サイコロを投げてA以上になる確率を考えなければなりません。その違いをしっかり意識して欲しいと思います。

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02

この問題では2回目を投げません。

問題文の「Aが決まった後に、さいころをもう1回投げ、出た目がA未満の場合はAを得点とし、出た目がA以上のときは得点なしとする」の部分を操作1と呼ぶことにします。

2回目を投げない場合、「得点なし」となるのは操作1の出目がA(1回目)以上になるときです。

 

今回は1回目に3が出た場合を考えているので、操作1で3以上の目が出たら「得点なし」となります。

したがって、求める確率ス/セは

4/6=2/3(ス:2、セ:3)となります。

選択肢1. ス:2  セ:3

正解です。

選択肢2. ス:3  セ:5

不正解です。

選択肢3. ス:4  セ:9

不正解です。

選択肢4. ス:5  セ:9

不正解です。

まとめ

問題文をしっかり読めば、比較的簡単に解ける問題です。

参考になった数0