共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問43 (数学Ⅰ・数学A(第3問) 問10)

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問題

共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問43(数学Ⅰ・数学A(第3問) 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

以下( ト )に当てはまるものを選べ。

花子さんと太郎さんは、得点に応じた景品を一つもらえる、さいころを使った次のゲームを行う。ただし、得点なしの場合は景品をもらえない。

ゲームのルール
・最初にさいころを1回投げる。
・さいころを1回投げた後に、続けて2回目を投げるかそれとも1回で終えて2回目を投げないかを、自分で決めることができる。
・2回目を投げた場合は、出た目の合計をで6割った余りをAとする。2回目を投げなかった場合は、1回目に出た目を6で割った余りをAとする。
・Aが決まった後に、さいころをもう1回投げ、出た目がA未満の場合はAを得点とし、出た目がA以上のときは得点なしとする。

(3)太郎さんは、どの景品でもよいからもらいたいと思い、得点なしとなる確率が最小となるような戦略を考えた。
例えば、さいころを1回投げたところ、出た目は3であったとする。この条件のもとでは、2回目を投げない場合、得点なしとなる確率は( ス )/( セ )であり、2回目を投げる場合、得点なしとなる確率は( ソタ )/( チツ )である。よって、1回目に投げたさいころの目が3であったときは、( テ )。
1回目に投げたさいころの目が3以外の場合についても考えてみると、太郎さんの戦略は次のようになる。

太郎さんの戦略
1回目に投げたさいころの目を6で割った余りが( ト )のときのみ、2回目を投げる。
この戦略のもとで太郎さんが得点なしとなる確率は( ナニ )/( ヌネ )であり、この確率は、1回目に投げたさいころの目にかかわらず2回目を投げる場合における得点なしとなる確率より小さくなる。

  • 2以下
  • 3以下
  • 4以下
  • 2以上
  • 3以上
  • 4以上

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この過去問の解説 (3件)

01

前問までで、2回目を投げた場合の得点なしの確率は、1回目の目に関係なく13/18でした。

 

2回目を投げない場合は A=3 なので、得点なしの確率は

4/6=2/3

でした。

今回は、2回目を投げたときに A の値が場合によって変わるので、2回目の目ごとに分けて考えるのがポイントです。
 

1回目の目が 3 のとき、2回目の目を 1 から 6 まで順に考えると、
A は「合計を6で割った余り」なので、次のようになります。

・2回目が1のとき、合計は4なので A=4

・2回目が2のとき、合計は5なので A=5

・2回目が3のとき、合計は6なので A=0

・2回目が4のとき、合計は7なので A=1

・2回目が5のとき、合計は8なので A=2

・2回目が6のとき、合計は9なので A=3

 

次に、それぞれで最後の1回を投げたときの得点なしの確率を考えます。
「出た目が A 未満なら得点あり」なので、反対に「出た目が A 以上なら得点なし」です。

・A=4 のとき
得点ありは 1、2、3 の3通りなので、得点なしは 3/6

・A=5 のとき
得点ありは 1、2、3、4 の4通りなので、得点なしは 2/6

・A=0 のとき
出た目が 0 未満になることはないので、得点なしは 6/6

・A=1 のとき
出た目が 1 未満になることはないので、得点なしは 6/6

・A=2 のとき
得点ありは 1 のみなので、得点なしは 5/6

・A=3 のとき
得点ありは 1、2 の2通りなので、得点なしは 4/6

 

これらを平均すると、

{(3/6)+(2/6)+(6/6)+(6/6)+(5/6)+(4/6)}÷6

です。

分子だけ先に足すと

3+2+6+6+5+4=26

なので、

26/36=13/18

となります。

したがって、2回目を投げる場合の得点なしの確率は
13/18です。

選択肢1. 2以下

したがって、1回目の目を6で割った余りごとに、

「2回目を投げない場合の得点なしの確率」

2回目を投げる場合の得点なしの確率13/18」

を比べればよいです。

 

1回目の目を6で割った余りが

・0のとき 得点なしは 1

・1のとき 得点なしは 1

・2のとき 得点なしは 5/6

・3のとき 得点なしは 2/3

・4のとき 得点なしは 1/2

・5のとき 得点なしは 1/3

です。

 

これを 13/18 と比べると、

・1、1、5/613/18より大きい

・2/3、1/2、1/313/18より小さい

となります。

 

つまり、余りが0、1、2のときだけ2回目を投げるのが、得点なしの確率をいちばん小さくする戦略です。
したがって、(ト)に当てはまるのは「2以下」です。

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02

1回目に投げた目が3以外の場合について、2回目を投げた場合に得点なしとなる確率を調べます。

1回目の目が1の場合は、2回目の目が1、2、3 ・・のそれぞれについて、Aの値、およびさらにもう一回投げて得点なしとなる確率などについて、表を作ると以下の(表1)のようになります。

これより、1回目に1の目が出た場合に2回目も投げて得点なしとなる確率は

(1/6)×(5/6)+(1/6)×(4/6)+(1/6)×(3/6)+(1/6)×(2/6)+(1/6)×(6/6)+(1/6)×(6/6)

=(1/6)×{(5/6)+(4/6)+(3/6)+(2/6)+(6/6)+(6/6)}

=(1/6)×(26/6)

=13/18

となります。

ここで、1回目に3の目が出た時に2回目も投げたときの表(前問(ソタチツ)の時に示した表)を(表2)として、もう一度表示します。

(表1)と(表2)を比べると、オレンジの枠で囲まれた部分は、横の方向に2だけずれているだけで、Aの値や得点なしとなる確率はすべて同じであることがわかります。これは、1回目の目が1、3以外のときも全く同様です。すなわち、1回目に何の目が出たとしても、2回目を投げると得点なしとなる確率は常に 13/18 になるということが言えます。

この事を念頭に置いて、1回目にサイコロを投げた後、2回目を投げた場合と投げない場合の得点なしとなる確率の表を作ると、以下のようになります。

2回目を投げない場合と投げた場合の確率を比較し、より小さい確率の方に赤丸をつけました。この表より、1回目のサイコロの目が1、2、6の時だけ、2回目を投げたほうが得点なしの確率が小さくなります。すなわち、1回目の目を6で割った余りが2以下の時だけ、2回目を投げたほうがよい(太郎さんの戦略に合っている)ということになります。よって、解答欄(ト)には、「2以下」の選択肢の番号が入ります。

まとめ

2回目のサイコロを投げると、1回目の目が何であっても得点なしの確率が 13/18 になってしまう、という点に気づくことが大事です。

参考になった数0

03

前問、ス/セやソタ/チツでの考え方を利用します。

A(1回目)が決まった後、2回目を投げる場合と2回目を投げない場合の「得点なし」となる確率は以下の通りです。

2回目を投げる場合、「得点なし」となるのは確率はA(1回目)の値によらずすべて13/18であることに注意します。

A(1回目)012345
2回目を投げない場合115/62/31/21/3
2回目を投げる場合13/1813/1813/1813/1813/1813/18

2回目を投げない場合と2回目を投げる場合を比較し、その確率がより小さい方を選択した方が「得点なし」となる確率が小さくなります。

灰色の方がより小さい確率です。

したがって、Aが2以下のときのみ2回目を投げると「得点なし」となる確率を最小にできます。

選択肢1. 2以下

正解です。

選択肢2. 3以下

不正解です。

選択肢3. 4以下

不正解です。

選択肢4. 2以上

不正解です。

選択肢5. 3以上

不正解です。

選択肢6. 4以上

不正解です。

まとめ

ここまでの問題を正しく考えられていれば「○以上」の選択肢はすぐに消去できます。

 

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