大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問44 (数学Ⅰ・数学A(第3問) 問11)
問題文
以下( ナニ )・( ヌネ )に当てはまる組み合わせとして正しいものを選べ。
花子さんと太郎さんは、得点に応じた景品を一つもらえる、さいころを使った次のゲームを行う。ただし、得点なしの場合は景品をもらえない。
ゲームのルール
・最初にさいころを1回投げる。
・さいころを1回投げた後に、続けて2回目を投げるかそれとも1回で終えて2回目を投げないかを、自分で決めることができる。
・2回目を投げた場合は、出た目の合計をで6割った余りをAとする。2回目を投げなかった場合は、1回目に出た目を6で割った余りをAとする。
・Aが決まった後に、さいころをもう1回投げ、出た目がA未満の場合はAを得点とし、出た目がA以上のときは得点なしとする。
(3)太郎さんは、どの景品でもよいからもらいたいと思い、得点なしとなる確率が最小となるような戦略を考えた。
例えば、さいころを1回投げたところ、出た目は3であったとする。この条件のもとでは、2回目を投げない場合、得点なしとなる確率は( ス )/( セ )であり、2回目を投げる場合、得点なしとなる確率は( ソタ )/( チツ )である。よって、1回目に投げたさいころの目が3であったときは、( テ )。
1回目に投げたさいころの目が3以外の場合についても考えてみると、太郎さんの戦略は次のようになる。
太郎さんの戦略
1回目に投げたさいころの目を6で割った余りが( ト )のときのみ、2回目を投げる。
この戦略のもとで太郎さんが得点なしとなる確率は( ナニ )/( ヌネ )であり、この確率は、1回目に投げたさいころの目にかかわらず2回目を投げる場合における得点なしとなる確率より小さくなる。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問44(数学Ⅰ・数学A(第3問) 問11) (訂正依頼・報告はこちら)
以下( ナニ )・( ヌネ )に当てはまる組み合わせとして正しいものを選べ。
花子さんと太郎さんは、得点に応じた景品を一つもらえる、さいころを使った次のゲームを行う。ただし、得点なしの場合は景品をもらえない。
ゲームのルール
・最初にさいころを1回投げる。
・さいころを1回投げた後に、続けて2回目を投げるかそれとも1回で終えて2回目を投げないかを、自分で決めることができる。
・2回目を投げた場合は、出た目の合計をで6割った余りをAとする。2回目を投げなかった場合は、1回目に出た目を6で割った余りをAとする。
・Aが決まった後に、さいころをもう1回投げ、出た目がA未満の場合はAを得点とし、出た目がA以上のときは得点なしとする。
(3)太郎さんは、どの景品でもよいからもらいたいと思い、得点なしとなる確率が最小となるような戦略を考えた。
例えば、さいころを1回投げたところ、出た目は3であったとする。この条件のもとでは、2回目を投げない場合、得点なしとなる確率は( ス )/( セ )であり、2回目を投げる場合、得点なしとなる確率は( ソタ )/( チツ )である。よって、1回目に投げたさいころの目が3であったときは、( テ )。
1回目に投げたさいころの目が3以外の場合についても考えてみると、太郎さんの戦略は次のようになる。
太郎さんの戦略
1回目に投げたさいころの目を6で割った余りが( ト )のときのみ、2回目を投げる。
この戦略のもとで太郎さんが得点なしとなる確率は( ナニ )/( ヌネ )であり、この確率は、1回目に投げたさいころの目にかかわらず2回目を投げる場合における得点なしとなる確率より小さくなる。
- ナニ:11 ヌネ:18
- ナニ:13 ヌネ:18
- ナニ:15 ヌネ:19
- ナニ:17 ヌネ:19
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
太郎さんの戦略は、「1回目に投げたサイコロの目が1、2、6のときだけ2回目のサイコロを投げる」ということでした。この方法に基づいた確率の表は、以下のようになります。(表1)
よって、この戦略に従ったときに、太郎さんが得点なしとなる確率は、
(1/6)×(13/18)×3+(1/6)×{(4/6)+(3/6)+(2/6}}
=(13/36)+(9/36)
=11/18
よって、解答欄(ナニ)は「11」、解答欄(ヌネ)は「18」の選択肢の番号が入ります。
そしてこの確率は、1回目に投げたサイコロの目にかかわらず2回目を投げたときに得点なしとなる確率 13/18 より小さくなっています。
共通テストとしては、難易度高めの問題だったと思います。問題の最初に書いてある「ゲームのルール」をしっかり頭にいれて、設問の意図に沿って考えることが大事です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
02
前問、ス/セやソタ/チツでの考え方を利用します。
A(1回目)が決まった後、2回目を投げる場合と2回目を投げない場合の「得点なし」となる確率は以下の通りです。
2回目を投げる場合、「得点なし」となるのは確率はA(1回目)の値によらずすべて13/18であることに注意します。
「得点なし」となる確率が最も小さくなるのは、上の表の灰色で示した部分です。
A(1回目)で0〜5が出る確率はすべて1/6なので、次のように計算します。
(13/18+13/18+13/18+2/3+2/3+2/3)×1/6=11/18
(ナニ:11、ヌネ:18)
正解です。
不正解です。
不正解です。
不正解です。
ここまでの考え方を応用し、表をかいて整理しながら考えましょう。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問43)へ
令和4年度(2022年度)追・再試験 問題一覧
次の問題(問45)へ