大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問81 (数学Ⅱ・数学B(第2問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問81(数学Ⅱ・数学B(第2問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

以下( カ )にあてはまるものを選べ。

kを実数とし
f(x)=x3−kx
とおく。また、座標平面上の曲線y=f(x)をCとする。
必要に応じて、次のことを用いてもよい。

<曲線Cの平行移動>
曲線Cをx軸方向にp、y軸方向にqだけ平行移動した曲線の方程式は
y=(x−p)3−k(x−p)+q
である。

(1)tを実数とし
g(x)=(x−t)3−k(x−t)
とおく。また、座標平面上の曲線y=g(x)をC1とする。

(ⅰ)関数f(x)はx=2で極値をとるとする。
このとき、f′(2)=( ア )であるから、k=( イウ )であり、f(x)はx=( エオ )で極大値をとる。また、g(x)がx=3で極大値をとるとき、t=( カ )である。
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この過去問の解説 (2件)

01

<曲線Cの平行移動>
曲線Cをx軸方向にp、y軸方向にqだけ平行移動した曲線の方程式は
y=(x−p)3−k(x−p)+q
である。

 

この文章から、

g(x)=(x−t)3−k(x−t)は

f(x)をx軸方向にtだけ平行移動した曲線ということになります。

 

以下の前問より、

k=12をf(x)に代入すると、

f(x)=x3-12x

極値の候補は導関数が0になるところなので、

f’(x)=0を求めます。

f’(x)=3x2-12

      =3(x2-4)

      =3(x+2)(x-2)

f’(x)=0より

     x=2,-2

 

どちらの点で極大値をとるかを求めます。

増減表を書きましょう。

x・・・-2・・・2・・・
f'(x)+0-0+
f(x)↗︎

16

極大

↘︎

-16

極小

↗︎

 

よってf(x)はx=-2で極大値をとります。

 

f(x)はx=-2で極大値をとるので、

g(x)はx=-2+tで極大値をとることになります。

(g(x)はx軸方向にtだけ平行移動した曲線だから+t

よって、g(x)がx=3で極大値をとるとき

-2+t=3

     t=5

選択肢1. 5

5なので正解です。

選択肢2. 6

6なので不正解です。

選択肢3. 7

7なので不正解です。

選択肢4. 8

8なので不正解です。

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02

問題文の次の部分がヒントになっています。

 

<曲線Cの平行移動>
曲線Cをx軸方向にp、y軸方向にqだけ平行移動した曲線の方程式は
y=(x−p)3−k(x−p)+q
である。

 

これを踏まえると、g(x)はf(x)をx軸方向にtだけ平行移動した曲線であることが分かります。

前問より、f(x)は-2で極大値をとるのでg(x)の極大値は-2+tで表されます。

g(x)の極大値が3となるのは-2+t=3すなわちt=5のときです。

(カ:5)
 

選択肢1. 5

正解です。

選択肢2. 6

不正解です。

選択肢3. 7

不正解です。

選択肢4. 8

不正解です。

まとめ

問題文に書かれているヒントをうまく利用できると、比較的簡単に解くことができます。

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