共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問104 (数学Ⅱ・数学B(第3問) 問13)

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問題

共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問104(数学Ⅱ・数学B(第3問) 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

以下( フヘホ )にあてはまるものを選べ。

問題を解答するにあたっては、必要に応じて 正規分布表(リンク) を用いてもよい。

太郎さんのクラスでは、確率分布の問題として、2個のさいころを同時に投げることを72回繰り返す試行を行い、2個とも1の目が出た回数を表す確率変数Xの分布を考えることとなった。そこで、21名の生徒がこの試行を行った。
問題文の画像
  • 055

  • 066

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この過去問の解説 (3件)

01

まず、Z の標準偏差 σ(Z)の値は問題文に書いてあります。
σ(Z) =(√614)/21 です。
((3)の設問(ツ)(テ)の後、「Z の平均は…」の文の途中です。)


次に、標本平均の標準偏差は設問(ノ)と問題文の条件より、
s = σ(Z) / (√n) = σ(Z) / (√100) =  (√614)/210
問題文の指示より1/ (√614)=0.040として、
1/ s =210/(√614) = 210・(0.040) 


Z  =2 の時の標準正規分布を適用するための置き換えは、
設問(ヒ)の公式を使います。

設問(ト)~(ヌ)より標本平均の期待値は 38/21 なので、
(2-38/21)/s = (4/21)・210・(0.040) 
=40・(0.040) =1.600
正規分布表を見ると、
0≦ U≦1.600 となる確率は 0.4452
よって、
U ≧ 1.600 となる確率は、0.5 - 0.4452 = 0.0548

 

小数第4位を四捨五入して小数第1位から第3位までを答えるとすると、
「055」の選択肢が設問(フ)(ヘ)(ホ)の解答となります。
 

 

設問(ト)~(ヌ)

問題文に、設問(セ)~(チ)で求めた E(Y) を使って、
「E(Z) = E(Y) となる」と書いてあります。
よって母集団の平均である E(Z) は、
E(Z) = E(Y) = 38/21 です。

これが公式により「標本平均の期待値」にも等しいので、
求める期待値は 38/21 になります。

 

設問(ノ)

前問(ネ)の結果より、
あるいは標本平均の標準偏差の公式を覚えている事によって、
「標本平均の標準偏差」=「母集団の標準偏差」/ (√n) です。

 

よって、標本の大きさである n が大きくなると、
「標本平均の標準偏差」(問題文の記号では s)は「小さく」なります。

 

設問(ネ)(※標本平均の分散の式は公式です。)

「標本平均の分散」=「母集団の分散」/「標本の大きさ n」より、
両辺の平方根を考えると、
「標本平均の標準偏差」=「母集団の標準偏差( σ(Z) )」/ (√n)

 

 

設問(ヒ)

公式により、
U = (「確率変数」-「期待値m」)/「標準偏差s」とおくと、
正規分布 N(m, s) を標準正規分布 N(0, 1) として考える事ができます。
(この時に U は新たな確率変数としてみなされます。)

 

 

選択肢1.

055

正規曲線(標準正規分布も含めて)のグラフと変数の軸で囲まれる全体の面積は 1 で、
中心の位置から右半分の面積は 0.5 となります。
そのため、「0≦ U≦1.600 となる確率 0.4452」から「U ≧ 1.600 となる確率」を求めるには、
0.5 - 0.4452 = 0.0548 とします。

まとめ

大問中で正規分布表を初めて使う設問です。


正規分布表の読み方は、例えば本設問のように 0≦ U ≦1.600 の範囲にデータが当てはまる確率を知りたければ、まず一番左側の列で「1.6」を探します。次にその位置から右を見て、小数第2位を表す0.00 の部分を見て数値を抜き出します。


本設問では「U ≧ 1.600 となる確率」を求める必要があるのでその値を 0.5 から引きます。

標本平均の標準偏差の値を計算する時に、問題文の「n=100」を使用します。
分散ではなく標準偏差なので n の平方根を考える事に注意しましょう。

 

Z の標準偏差 σ(Z) を計算するのはかなり大変ですが、
問題文をよく読むとに計算済みの値が既に書いてあります。
すると、問題文の指示にある1/(√614)=0.040とみなすという事をそのまま使えるようになります。
問題文全体をできるだけ注意深く読むようにしましょう。
 

参考になった数0

02

n=100のとき

s=σ(Z)/√n

  =√614/21√100

  =√614/210

赤い部分の面積を求めるが、

標準化する必要があります。

 

2-m/s

=2-(38/21)/√614/210

=(4/21)×210/√614

=40/√614

1/√614=0.040なので、

2-m/s=40・0.040

          =1.60

 

標準化した後のグラフが以下です。

この2つの面積は等しいので、

P(W≧2)の代わりに

P(U≧1.6)を求めます。

 

正規分布表で1.60を探してみると

0.4452

これは0≦x≦1.60までの部分の面積なので、

P(U≧1.6)=0.5-0.4452

                =0.0548

                ≒0.055

選択肢1.

055

正解です。

選択肢2.

066

不正解です。

選択肢3.

077

不正解です。

選択肢4.

088

不正解です。

参考になった数0

03

n=100のとき

今回求めたい確率(面積)は上のグラフでいうと、赤塗布部になります。

 

正規分布表の面積を考慮すると

①正規分布のP(全範囲)は1であること。

②Z0=1.6の面積が0.4452。y軸対象にx2できること。

③①から②を引いて、y軸対象だから÷2すること。

となり、これらを計算すると

従ってP=0.055となります。

選択肢1.

055

P=0.055となるため、正解です。

選択肢2.

066

P=0.055となるため、不正解です。

選択肢3.

077

P=0.055となるため、不正解です。

選択肢4.

088

P=0.055となるため、不正解です。

まとめ

標準化→グラフ可視化→正規分布表の読み取り方

を理解できたら正解できると思うので、自分の弱点がどこか把握して対策していきましょう。

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