大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問32 (数学Ⅰ・数学A(第3問) 問7)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問32(数学Ⅰ・数学A(第3問) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

番号によって区別された複数の球が、何本かのひもでつながれている。ただし、各ひもはその両端で二つの球をつなぐものとする。次の条件を満たす球の塗り分け方(以下、球の塗り方)を考える。

<条件>
・それぞれの球を、用意した5色(赤、青、黄、緑、紫)のうちのいずれか1色で塗る。
・1本のひもでつながれた二つの球は異なる色になるようにする。
・同じ色を何回使ってもよく、また使わない色があってもよい。

例えば図Aでは、三つの球が2本のひもでつながれている。この三つの球を塗るとき、球1の塗り方が5通りあり、球1を塗った後、球2の塗り方は4通りあり、さらに球3の塗り方は4通りある。したがって、球の塗り方の総数は80である。

(6)図Gにおいて、球の塗り方は( セソタチ )通りある。

( セソタチ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。
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この過去問の解説 (2件)

01

前の問題(問31)の考え方を参考にして,

図Gと図Hを比較することで解いていきます。

 

図Hでは球4と球5が同色になる球の塗り方が可能であるため,

図Gよりも図Hの球の塗り方の総数の方が大きくなります。

図Hにおける球の塗り方の総数は,図Aの例と同様に考えます。

球5の塗り方が5通りあり,

球5を塗った後,球1の塗り方は4通りあり,

さらに球2の塗り方は4通り,……

と考えていくと,球3,球4の塗り方もそれぞれ4通りずつとなりますから,

5×44=1280(通り)

この1280通りのうち球4と球5が同色になる球の塗り方の総数を,

問30を参考にして考えます。

 

図Hにおいて,球1と球5は1本のひもでつながれているので,

球4と球5が同色になる球の塗り方をしたとき,

球1は球4・球5と異なる色で塗らなければなりません。

よって,このとき図Hにひもを1本追加して,

球1と球4を1本のひもでつなぐことができます。

これは,図Dに球4と同じ色の球5を追加して,

球1と1本のひもでつないだのと同じ状態です。

図Dの球の塗り方の総数は,問31で求めたように,260通りです。

よって,図Hにおいて球4と球5が同色になる球の塗り方の総数も,260通りです。

 

図Gにおける球の塗り方の総数は,

「図Hにおける球の塗り方の総数」から,

「図Hにおいて球4と球5が同色になる球の塗り方の総数」を引いたものとなります。

したがって,求める球の塗り方の総数は

1280-260=1020(通り)

選択肢3. 1020

正解です。

まとめ

解説を読んでも難しく感じる場合は,問30・問31をしっかり理解しましょう。

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02

前問の方針になぞって解答しましょう。

直線型で考えて、その後繋がる部分で同色の場合を除外してやります。

まとめ

まず、1番と5番を切り離した直線型を考えます。この色の塗り方の総数は、

5×4×4×4×4=1280通りです。

次に、前問のように両端(1番と5番)が同色である場合を除外します。

(i) 3番が両端と違う色の場合

両端の色は5通り、2番は4通り、3番は2番とも両端とも異なる必要があるので3通り、4番も3通りなので、

5×4×3×3=180通りとなります。

(ii) 3番が両端と同色の場合

両端と3番の色の選び方が5通り、それ以外の2球はそれぞれ4通りの色の塗り方があるので、

5×4×4= 80通りとなります。

以上より、求める場合の数は、

1280-180-80=1020通りとなります。

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