大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問34 (数学Ⅰ・数学A(第4問) 問2)
問題文
(1)横の長さが462で縦の長さが110である赤い長方形を、図1のように並べて正方形や長方形を作ることを考える。
462と110の両方を割り切る素数のうち最大のものは( アイ )である。
赤い長方形を並べて作ることができる正方形のうち、辺の長さが最小であるものは、一辺の長さが( ウエオカ )のものである。
また、赤い長方形を並べて正方形ではない長方形を作るとき、横の長さと縦の長さの差の絶対値が最小になるのは、462の約数と110の約数を考えると、差の絶対値が( キク )になるときであることがわかる。
縦の長さが横の長さより( キク )長い長方形のうち、横の長さが最小であるものは、横の長さが( ケコサシ )のものである。
( ウエオカ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問34(数学Ⅰ・数学A(第4問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
(1)横の長さが462で縦の長さが110である赤い長方形を、図1のように並べて正方形や長方形を作ることを考える。
462と110の両方を割り切る素数のうち最大のものは( アイ )である。
赤い長方形を並べて作ることができる正方形のうち、辺の長さが最小であるものは、一辺の長さが( ウエオカ )のものである。
また、赤い長方形を並べて正方形ではない長方形を作るとき、横の長さと縦の長さの差の絶対値が最小になるのは、462の約数と110の約数を考えると、差の絶対値が( キク )になるときであることがわかる。
縦の長さが横の長さより( キク )長い長方形のうち、横の長さが最小であるものは、横の長さが( ケコサシ )のものである。
( ウエオカ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。
- 2110
- 2210
- 2310
- 2410
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この過去問の解説 (2件)
01
赤い長方形を並べて作ることができる長方形は,縦の長さが110の倍数,かつ横の長さが462の倍数になります。
正方形を作るには,縦横の長さを等しくする必要がありますから,赤い長方形を並べて作ることができる正方形の一辺の長さは110と462の公倍数になります。
したがって,その中で辺の長さが最小であるものは,一辺の長さが110と462の最小公倍数であればよいことになります。
前の問題(問33)の解説で示した素因数分解より
ですから,110と462の最小公倍数は
2×3×5×7×11=2310
すなわち,求める一辺の長さは
2310
正解です。
整数の性質の分野の問題では,長方形を並べる問題はよくあります。
問題集などでしっかり練習しておきましょう。
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02
最小公倍数を考えればいい問題です。
462=2×3×7×11、110=2×5×11です。
よって最小公倍数は2×3×5×7×11=2310となります。
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