共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問72 (数学Ⅱ・数学B(第2問) 問8)

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問題

共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問72(数学Ⅱ・数学B(第2問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

〔1〕(1)kを正の定数とし、次の3次関数を考える。
f(x)=x2(k−x)
y=f(x)のグラフとx軸との共有点の座標は(0,0)と([ ア ],0)である。
f(x)の導関数f′(x)は
f′(x)=( イウ )x2+( エ )kx
である。
x=( オ )のとき、f(x)は極小値( カ )をとる。
x=( キ )のとき、f(x)は極大値( ク )をとる。
また、0<x<kの範囲においてx=( キ )のときf(x)は最大となることがわかる。

(2)後の図のように底面が半径9の円で高さが15の円錐(すい)に内接する円柱を考える。円柱の底面の半径と体積をそれぞれx、Vとする。Vをxの式で表すと
V=([ ケ ]/[ コ ])πx2([ サ ]−x)  (0<x<9)
である。(1)の考察より、x=( シ )のときVは最大となることがわかる。Vの最大値は( スセソ )πである。

( シ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。
問題文の画像
  • 3
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この過去問の解説 (3件)

01

問題文(1)設問(キ)および設問(ク)で、
f(x) = x2(k - x) の極大値について考察しています。
前問(ケ)~(サ)の結果より、
V = h・ πx2 =  (5/3)・πx2・(9 - x)
この式で x2・(9 - x) の部分だけに着目すると、
設問(キ)より x = 2・9/3 = 6 のときに V は極大となり、
極大となる x の値が 0 < x < 9 となった事に注意して、
x = 6 の時に V は最大値となります。


「6」の選択肢が設問(シ)の解答となります。

 

 

前問(ケ)~(サ)

求める V と、式に使う半径 x は「円柱」のものです。
円柱の高さが分かっていないので、図形的な関係から計算します。


三角錐の頂点と中心を通る断面図を考えて、
円柱の高さを h とすると三角形の相似関係により、
h/(9 - x) = 15/9 
⇔ h = 15(9 - x)/9 = (5/3)・(9 - x)
円柱の底面積は πx2なので、
V = h・ πx2 =  (5/3)・πx2・(9 - x)

 

設問(オ)と設問(キ)での考察により、
f '(2k/3) = 0 であり x = 2k/3 で f(x) は極大となり、
f (2k/3) = (2k/3)2・(k - 2k/3) = (2k/3)2・(k/3)
= 4k3/27 なので、
x = 2k/3 のとき、f (x) は極大値 4k3/27 をとります。

 

設問(キ)( f(x) = x2(k - x) )

設問(オ)での考察により、 
f '(2k/3) = 0 であり x = 2k/3 で f(x) は極大となります。
問題文より k > 0 である事に注意します。

 

設問(オ)( f(x) = x2(k - x) )

f '(x) = -3x2 +2kx =-x(3x - 2k)
問題文の冒頭から k > 0 である事と、
導関数が上に凸(とつ)の2次関数である事に注意します。


導関数は 0 より大きく 2k/3 未満の範囲で正であり、
x = 0 と x = 2k/3 で 0 となり、
それ以外の範囲では負となります 。
 

よって f(x) の増減は x の増加に対応して次のようになります。
「0未満で減少」→「0で極小」→「2k/3 未満まで増加」→「2k/3で極大」→「それ以降は減少」
x = 0 のとき、f(x) は極小となります。

選択肢4. 6

極大値が関数の最大値とは限りませんが、
本設問では 0 < x < 9 (問題文(1)で言うと 9 は k に相当)なので、
極小となる x = 0 および極小値と同じ値をとる x = 9 の間に、

極大となる x =6 が存在します。

そのため、その値で V は最大値をとります。

まとめ

以前の設問の微分の結果が使える事からも分かる通り、
もし単独の設問として V の最大値を求める場合は微分をして極大値を調べ、それが最大値かどうかを判定すればよい事になります。
本設問では条件の範囲で「極大値」=「最大値」ですが、場合によっては極大値は最大値にならない事もありますので注意しましょう。
 

参考になった数0

02

(1)キの回答

 

f(x)=x2(k−x)

  =−x3+kx2

これを微分すると、

f′(x)=-3x2+2kx

 

f′(x)は

f′(x)=(-3x+2k)x

と変形できます。

f′(x)=0を解くと、

(-3x+2k)x=0

x=0,2k/3

 

増減表を書くと

(問題文よりk>0です。)

x02k/3k
f'(x)-0+0- -
f(x)

0

極小

4k3/27

極大

0

f(0)=0

f(2k/3)=(2k/3)2(k−2k/3)

            =4k2/9・k/3

            =4k3/27

 

よって

x=(2/3)kのとき、f(x)は極大値4k3/27をとります。

 

(2)ケコサの回答

 

円柱の高さをhとします。

上の図より、

三角形OABと三角形O'AB'は相似なので、

9:15=9-x:h

3h=5(9-x)

h=(5/3)(9-x)

 

円柱の体積Vは
底面積×高さで表せるから、

V=πx2(5/3)(9-x)

  =(5/3)πx2(9-x)

(0<x<9)

となります。

 

上の(1)キの回答より、

f(x)=x2(k−x)の0<x<kの範囲における最大値は

x=(2/3)kのとき4k3/27

でした。

 

このことから、

k=9のとき

f(x)=x2(9−x)・・・①

の0<x<9における最大値は

x=(2/3)・9=6のとき

4・93/27=108

となります。

 

今回のVは、

①のグラフをy軸方向に5π/3倍したグラフになります。

つまり円柱の体積Vが最大となるのは、

①と同様x=6のときです。

選択肢1. 3

不正解です。

選択肢2. 4

不正解です。

選択肢3. 5

不正解です。

選択肢4. 6

正解です。

参考になった数0

03

(1)の関数 f(x)=x²(k−x) と形が同じなので、k=9とわかります

(1)の結果より、最大となるのはx=2k/3

k=9を代入
x=2×9/3=6

選択肢1. 3

この解答は導出の過程や計算結果に誤りが含まれており、不正解です。

選択肢2. 4

この解答は導出の過程や計算結果に誤りが含まれており、不正解です。

選択肢3. 5

この解答は導出の過程や計算結果に誤りが含まれており、不正解です。

選択肢4. 6

この解答は導出の手順・計算結果ともに正しく、論理的に正しいです。

まとめ

(1)をどのように活用するか考えましょう

参考になった数0