共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問73 (数学Ⅱ・数学B(第2問) 問9)

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問題

共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問73(数学Ⅱ・数学B(第2問) 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

〔1〕(1)kを正の定数とし、次の3次関数を考える。
f(x)=x2(k−x)
y=f(x)のグラフとx軸との共有点の座標は(0,0)と([ ア ],0)である。
f(x)の導関数f′(x)は
f′(x)=( イウ )x2+( エ )kx
である。
x=( オ )のとき、f(x)は極小値( カ )をとる。
x=( キ )のとき、f(x)は極大値( ク )をとる。
また、0<x<kの範囲においてx=( キ )のときf(x)は最大となることがわかる。

(2)後の図のように底面が半径9の円で高さが15の円錐(すい)に内接する円柱を考える。円柱の底面の半径と体積をそれぞれx、Vとする。Vをxの式で表すと
V=([ ケ ]/[ コ ])πx2([ サ ]−x)  (0<x<9)
である。(1)の考察より、x=( シ )のときVは最大となることがわかる。Vの最大値は( スセソ )πである。

( スセソ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。
問題文の画像
  • 110
  • 140
  • 180
  • 190

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この過去問の解説 (3件)

01

設問(ケ)~(サ)の結果より、
V = h・ πx2 =  (5/3)・πx2・(9 - x) であり、
x2・(9 - x) の部分だけに着目する事によって、
設問(キ)より x = 2・9/3 = 6 のときに V は極大となり、
設問(ク)より 4・(93)/27 = 4・27 =108 が極大値です。

本設問における 0 < x < 9 の範囲では、

V の極大値は V の最大値になります。
x = 6 を代入して計算すると、V の最大値は、
(5/3)・π・62・(9 - 6) = 180π (= 108・5π/3)

 

「180」の選択肢が設問(スセソ)の解答となります。

 

 

設問(ケ)~(サ)

求める V と、式に使う半径 x は「円柱」のものです。
円柱の高さが分かっていないので、図形的な関係から計算します。


三角錐の頂点と中心を通る断面図を考えて、
円柱の高さを h とすると三角形の相似関係により、
h/(9 - x) = 15/9 
⇔ h = 15(9 - x)/9 = (5/3)・(9 - x)
円柱の底面積は πx2なので、
V = h・ πx2 =  (5/3)・πx2・(9 - x)

 

設問(オ)と設問(キ)での考察により、
f '(2k/3) = 0 であり x = 2k/3 で f(x) は極大となり、
f (2k/3) = (2k/3)2・(k - 2k/3) = (2k/3)2・(k/3)
= 4k3/27 なので、
x = 2k/3 のとき、f (x) は極大値 4k3/27 をとります。

 

設問(キ)( f(x) = x2(k - x) )

設問(オ)での考察により、 
f '(2k/3) = 0 であり x = 2k/3 で f(x) は極大となります。
問題文より k > 0 である事に注意します。

 

設問(オ)( f(x) = x2(k - x) )

f '(x) = -3x2 +2kx =-x(3x - 2k)
問題文の冒頭から k > 0 である事と、
導関数が上に凸(とつ)の2次関数である事に注意します。


導関数は 0 より大きく 2k/3 未満の範囲で正であり、
x = 0 と x = 2k/3 で 0 となり、
それ以外の範囲では負となります 。
 

よって f(x) の増減は x の増加に対応して次のようになります。
「0未満で減少」→「0で極小」→「2k/3 未満まで増加」→「2k/3で極大」→「それ以降は減少」
x = 0 のとき、f(x) は極小となります。

選択肢3. 180

設問(ク)から x2・(9 - x)の部分の最大値(=ここでは極大値)108 と (5/3)・π の積を求めても、
設問(キ)(5/3)・πx2・(9 - x) に x = 6 を代入しても同じ結果を得ます。

まとめ

設問(ケ)~(サ)の結果が正しい事を前提に、
設問(キ)の結果を使っても設問(ク)の値を使っても、
計算結果は同じになります。
もし時間に余裕があれば、チェックのために両方の方法で計算してみるとよいかもしれません。

参考になった数0

02

(1)キの回答

 

f(x)=x2(k−x)

  =−x3+kx2

これを微分すると、

f′(x)=-3x2+2kx

 

f′(x)は

f′(x)=(-3x+2k)x

と変形できます。

f′(x)=0を解くと、

(-3x+2k)x=0

x=0,2k/3

 

増減表を書くと

(問題文よりk>0です。)

x02k/3k
f'(x)-0+0- -
f(x)

0

極小

4k3/27

極大

0

f(0)=0

f(2k/3)=(2k/3)2(k−2k/3)

            =4k2/9・k/3

            =4k3/27

 

よって

x=(2/3)kのとき、f(x)は極大値4k3/27をとります。

 

(2)ケコサの回答

 

円柱の高さをhとします。

上の図より、

三角形OABと三角形O'AB'は相似なので、

9:15=9-x:h

3h=5(9-x)

h=(5/3)(9-x)

 

円柱の体積Vは
底面積×高さで表せるから、

V=πx2(5/3)(9-x)

  =(5/3)πx2(9-x)

(0<x<9)

となります。

 

上の(1)キの回答より、

f(x)=x2(k−x)の0<x<kの範囲における最大値は

x=(2/3)kのとき4k3/27

でした。

 

このことから、

k=9のとき

f(x)=x2(9−x)・・・①

の0<x<9における最大値は

x=(2/3)・9=6のとき

4・93/27=108

となります。

 

今回のVは、

①のグラフをy軸方向に5π/3倍したグラフになります。

つまり円柱の体積Vが最大となるのは、

①と同様x=6のときです。

 

最大値は、

108・5π/3

=180π

です。

選択肢1. 110

不正解です。

選択肢2. 140

不正解です。

選択肢3. 180

正解です。

選択肢4. 190

不正解です。

参考になった数0

03

最大となるのはx=6のときなので、Vの式
V=(5/3)πx²(9−x)
にx=6を代入します。
V=(5/3)π×6²×(9−6)
=(5/3)π×36×3
=5×36π
=180π

 

選択肢1. 110

この解答は導出の過程や計算結果に誤りが含まれており、不正解です。

選択肢2. 140

この解答は導出の過程や計算結果に誤りが含まれており、不正解です。

選択肢3. 180

この解答は導出の手順・計算結果ともに正しく、論理的に正しいです。


 

選択肢4. 190

この解答は導出の過程や計算結果に誤りが含まれており、不正解です。

まとめ

計算ミスのないようにしましょう

参考になった数0