共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問80 (数学Ⅱ・数学B(第3問) 問2)

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問題

共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問80(数学Ⅱ・数学B(第3問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

以下の問題を解答するにあたっては、必要に応じて 正規分布表(リンク) を用いてもよい。

(1)ある生産地で生産されるピーマン全体を母集団とし、この母集団におけるピーマン1個の重さ(単位はg)を表す確率変数をXとする。mとσを正の実数とし、Xは正規分布N(m、σ2)に従うとする。

(ⅰ)この母集団から1個のピーマンを無作為に抽出したとき、重さがmg以上である確率P(X≧m)は
P(X≧m)=P(X−m/σ≧[ ア ])=( イ/ウ )
である。

( イ )、( ウ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。
問題文の画像
  • イ:1  ウ:2
  • イ:2  ウ:2
  • イ:2  ウ:3
  • イ:3  ウ:3

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この過去問の解説 (3件)

01

無作為に抽出したときに平均(本設問ではm)以上となる確率は、
標準正規分布では「グラフの中央から右半分と、変数の軸で囲まれる部分の面積」です。


問題文で参照してよい「正規分布表」に描いてあるグラフで言うと、
z軸の O から右半分の、グラフとz軸とy軸で囲まれる部分の面積です。

 

標準正規分布の場合も含めて、正規曲線はグラフ全体と変数の軸で囲まれる面積は 1 であり、
グラフは平均値(標準正規分布では 0)を境にして左右対称です。
本設問では、X が「平均 m」 以上になる確率が問われています。
X がm 以上になる確率は、m が平均であるため、
確率全体の半分である 1/2 となります。

イ:1 ウ:2 の組み合わせの選択肢が本設問の解答となります。

選択肢1. イ:1  ウ:2

次のようにグラフで理解する事もできます。

(正規曲線のグラフの左右の X→±∞の極限値は 0 になります。そのため厳密には本設問の結果である 1/2 は極限値です。正規分布表では、標準正規分布においては 0 以上 3.09 以下の範囲で「面積」は0.4990 となっており、1/2 にかなり近い値となっています。)

選択肢2. イ:2  ウ:2

問題文にもあるように問われているのは「確率」なので、

仮に求める結果が「1」であったとしてもこの選択肢が結果となるのは、表現上おかしい事になります。

まとめ

「正規曲線は、グラフ全体と変数の軸で囲まれる部分の面積が 1」という事を知っておく必要があります。
(通常の正規分布でも標準正規分布でも同じです。)

これを言い換えると、全体の半分の面積は 1/2 であるという事です。
本設問では正規分布表をもとに約 1/2 という結果を導出する事もできますが、
できれば知識として知っておく事が望ましいでしょう。

 

正規分布の正規曲線は、平均を m とすると x = m を境にして左右対称であり、
その事も知識として知っておく事が望ましいと思われます。

 

本設問の内容を含む分野は、公式の導出が複雑であるものが多いため、
公式を忘れてしまった時に試験中に導出するという事が難しい場合が多いです。
もし暗記が苦手な場合でも問題を多く解いて、結果の公式や関数の性質に慣れて覚えましょう。

 

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02

正規分布N(m、σ2)をZ=(X-m)/σでN(0、1)へ標準化します。
P(X ≥ m)=P((X-m)≥ (m-m))

              =P((X-m)/σ ≥ (m-m)/σ)

              =P((X-m)/σ ≥ 0)
 

確率変数Zが標準正規分布N(0、1)に従うとき、下記の性質があります。

P(Z ≥ 0)=1/2

 

したがって、P((X-m)/σ ≥ 0)=1/2 となります。

選択肢1. イ:1  ウ:2

正解の選択肢です。

参考になった数0

03

確率変数 X が正規分布N(m,σ²)に従うとき、

これを標準化します。

P(X ≥ m)=P((X-m)/σ ≥ (m-m)/σ)

                =P((X-m)/σ ≥ 0)

 

正規分布は平均mを中心に左右対称なので

P(X ≥ m)=1/2

 

選択肢1. イ:1  ウ:2

正解です。

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