共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問82 (数学Ⅱ・数学B(第3問) 問4)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問82(数学Ⅱ・数学B(第3問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

以下の問題を解答するにあたっては、必要に応じて 正規分布表(リンク) を用いてもよい。

( オ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。

(1)ある生産地で生産されるピーマン全体を母集団とし、この母集団におけるピーマン1個の重さ(単位はg)を表す確率変数をXとする。mとσを正の実数とし、Xは正規分布N(m、σ2)に従うとする。
問題文の画像
  • σ
  • σ2
  • σ/√n
  • σ2/n
  • m
  • 2m
  • m2
  • √m
  • σ/n
  • nm
  • m/n

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

公式そのものが問われている設問です。
標本平均の分散の公式は、

V[(X1 + X2 + … + Xn )/n] = σ2/n です。
標本平均の標準偏差は、標準偏差の分散の正の平方根であり、
σ/(√n) となります。


「σ/√n」の選択肢が設問(オ)の解答となります。
 

選択肢3. σ/√n

この結果は公式として覚えておくか、

もしくは標本平均の分散の公式を覚えておき、

その平方根として標準偏差を求めるのが好ましいですが、

以下に計算による導出も示します。

考え方は標本平均の期待値と似ています。

 

母集団の分散を σ2、確率変数としての各標本をXkとして、
V(X1) =  V(X2) = V(X3) = … = V(Xn) = σ2である事と、
公式 V(aX) = a2V(X) を使います。

各Xkは互いに独立である事に注意して(そうでないと式を展開できないので)、

V[(X1 + X2 + … + Xn )/n ] = V(X1)/(n2) + V(X2)/(n2) + … +V(Xn)/(n2)
= n・{σ2/(n2)} = σ2/n 

 

標本平均の標準偏差は、その正の平方根を考えて、

σ/(√n) となります。

選択肢4. σ2/n

この選択肢は「標本平均の分散」となります。

選択肢5. m

この選択肢は「標本平均の期待値」(=「母集団の平均」という公式)です。

選択肢9. σ/n

この形の公式は標本平均にはありません。

正しい公式と形が似ているので気を付けましょう。
分散の式から標準偏差の式を考えればミスが減ると思われます。
 

まとめ

本設問でも前問に引き続き、公式そのものを問う内容になっています。

標本平均の分散の公式をできれば覚えましょう。

分散の式から標準偏差の式を導出でき、

また、標本平均の分散の公式が問われる可能性もあります。

 

前問(エ)のまとめより(参考)

母集団(本設問ではピーマン全体)から無作為に抽出した標本を確率変数 Xk(本設問では抜き出したピーマンが特定の重さである確率)として考えたときに、
(X1 + X2 +X3 + … +Xn)/n を標本平均と言います。

参考になった数0

02

Xが正規分布N(m、σ2)に従う確率変数であるとき、標準偏差σ(X)=σです。

母集団における確率変数Xの標準偏差σ(X)=σであるとき、標本平均Xの標準偏差σ(X-)は母標準偏差σを標本の大きさnの平方根(√n)で割ったものとなります。

よって、σ(X-)=σ/√nとなります。

選択肢3. σ/√n

正解の選択肢です。

参考になった数0

03

標本平均の標準偏差は、

母標準偏差を √n で割ったものになります。

 

よって、

σ(X-)=σ/√n

選択肢3. σ/√n

正解です。

参考になった数0