共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問87 (数学Ⅱ・数学B(第3問) 問9)

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問題

共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問87(数学Ⅱ・数学B(第3問) 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

以下の問題を解答するにあたっては、必要に応じて 正規分布表(リンク) を用いてもよい。

( セ )にあてはまるものを次のうちから1つ選べ。

(2)(1)の確率変数Xにおいて、m=30.0、σ=3.6とした母集団から無作為にピーマンを1個ずつ抽出し、ピーマン2個を1組にしたものを袋に入れていく。このようにしてピーマン2個を1組にしたものを25袋作る。その際、1袋ずつの重さの分散を小さくするために、次のピーマン分類法を考える。

<ピーマン分類法>
無作為に抽出したいくつかのピーマンについて、重さが30.0g以下のときをSサイズ、30.0gを超えるときはLサイズと分類する。そして、分類されたピーマンからSサイズとLサイズのピーマンを一つずつ選び、ピーマン2個を1組とした袋を作る。
問題文の画像
  • k
  • 2k
  • 3k
  • (50+k)/2
  • (25+k)/2
  • 25+k
  • √(50+k)/2
  • (50+k)/4

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この過去問の解説 (3件)

01

正規分布を記号で表す時は N(m, σ2) のように、
「期待値」と「分散」で表します。
本設問では二項分布を正規分布として扱えるものとして、
期待値がどのようになるかが問われています。

 

二項分布 B(n, p) の期待値は np で表されます。
本設問では試行回数が n = 50 + k であり、
「Sサイズ」が出る確率が 1/2 なので、
期待値は  (50 + k)・(1/2) = (50 + k)/2 となります。

 

「(50 + k)/2」の選択肢が設問(セ)の解答となります。

選択肢4. (50+k)/2

試行回数(50 + k) に 「Sサイズが出る確率」の 1/2 を掛けて、
本設問の二項分布の期待値 (50 + k)/2 を得ます。

まとめ

二項分布 B(n, p) の期待値は np で表されます。
これは導出が複雑なので、暗記がもし苦手でも問題を多く解きながら慣れて覚えましょう。

 

参考までに、導出方法は次のようになります。

期待値の定義、組み合わせの数の定義を使用し、最後は二項定理を適用します。

試験中に導出するのは難しいと思われます。

このようにして計算が可能であるという事を参考にしたうえで、結果の式を覚えましょう。

参考になった数0

02

コサの解答の確認をします。

問題文より、ピーマンの重さが30.0g以下のときをSサイズ、30.0gを超えるときはLサイズと分類します。
また、母平均m=30.0です。
(1)(ⅰ)より、この母集団から1個のピーマンを無作為に抽出したとき重さがmg以上である確率は

P(X ≥ m)=P((X-m)≥ (m-m))
             =P((X-m)/σ ≥ (m-m)/σ)
             =P((X-m)/σ ≥ 0)

確率変数Zが標準正規分布N(0、1)に従うとき、下記の性質があります。
P(Z ≥ 0)=1/2
したがって、P((X-m)/σ ≥ 0)=1/2 となります。

上記より、1個のピーマンを無作為に抽出したとき重さが30.0g以上である確率は1/2となり、重さが30g以下である確率も1/2となります。
 

ピーマンを無作為に(50 + k)個抽出したとき、Sサイズのピーマンの個数をを表す確率変数Ukは二項分布B(50+k,1/2)に従います。
(50+k)は十分に大きいので、Ukは近似的に正規分布に従います。

二項分布B(n,p)は、正規分布N(np,np(1-p))で近似できます。

よってセはnpのnに(50+k)、pに1/2を代入すれば求めることができます。

(50+k)×1/2=(50+k)/2
 

選択肢4. (50+k)/2

正解の選択肢です。

参考になった数0

03

コサの回答

 

重さが30.0g以下のときをSサイズとするので、

無作為に1個抽出したピーマンが30.0g以下である確率を考えます。

 

m=30.0であるから、

確率は1/2

 

ピーマンを無作為に(50 + k)個抽出したとき、

Sサイズのピーマンの個数をを表す確率変数Uk

二項分布B(50+k,1/2)に従います。

(50+k)は十分に大きいので、

Ukは近似的に正規分布に従います。

 

二項分布 B(n, p) の正規近似:

平均:np

分散:np(1-p)

 

B(50+k,1/2)なので、

平均は

(50+k)×1/2=(50 + k)/2

分散は

(50+k)×1/2×(1-1/2)=(50+k)/4

選択肢4. (50+k)/2

正解です。

参考になった数0