共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問63 (数学Ⅱ・数学B(第1問) 問10)

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問題

共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問63(数学Ⅱ・数学B(第1問) 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

( ナ )・( ニ )・( ヌ )にあてはまるものを1つ選べ。

P(x)を係数が実数であるxの整式とする。方程式P(x)=0は虚数1+√2iを解にもつとする。

(1)虚数1−√2iもP(x)=0の解であることを示そう。

1±√2iを解とするxの2次方程式でx2の係数が1であるものは

x2−( ア )x+( イ )=0

である。S(x)=x2−( ア )x+( イ )とし、P(x)をS(x)で割ったときの商をQ(x)、余りをR(x)とすると、次が成り立つ。
P(x)=( ウ )
また、S(x)は2次式であるから、m,Nを実数として、R(x)は
R(x)=mx+n
と表せる。ここで、1+√2iが二つの方程式P(x)=0とS(x)=0の解であることを用いればR(1+√2i)=( エ )となるので、x=1+√2iを
R(x)=mx+nに代入することにより、m=( オ ),N=( カ )であることがわかる。したがって、( キ )であることがわかるので、1−√2iもP(x)=0の解である。

(2)k、lを実数として
P(x)=3x4+2x3+kx+l
の場合を考える。このとき、P(x)を(1)のS(x)で割ったときの商をQ(x)、余りをR(x)とすると
Q(x)=( ク )x2+( ケ )x+( コ )
R(x)=/(k−[ サシ ])x+l−( スセ )
となる。P(x)=0は1+√2iを解にもつので、(1)の考察を用いると
k=( ソタ )、l=( チツ )
である。また、P(x)=0の1+√2i以外の解は
x=( テ )−√( ト )i,{−[ ナ ]±(√[ ニ ])i}/( ヌ )
であることがわかる。
  • ナ:2  ニ:2  ヌ:3
  • ナ:3  ニ:3  ヌ:2
  • ナ:4  ニ:5  ヌ:3
  • ナ:5  ニ:6  ヌ:2

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この過去問の解説 (3件)

01

空欄(ア)、(イ)

x=1+√2i なので、 (x-(1+√2i))=0
また、x=1-√2i なので、 (x-(1-√2i))=0
1±√2iを解とするxの2次方程式はこの両方を満たすので、
(x-(1+√2i))(x-(1-√2i))=0
x2-2x+3=0

 

空欄(ウ)

P(x)/S(x)=Q(x) ... 余りR(x) となるので、
P(x)=S(x)Q(x)+R(x)

 

空欄(エ)

1+√2iが二つの方程式P(x)=0とS(x)=0の解であることから
P(1+√2i)=0, S(1+√2i)=0
以上より、x=1+√2iのとき、

P(x)=S(x)Q(x)+R(x)

P(1+√2i)=S(1+√2i)Q(1+√2i)+R(1+√2i)

0=0・Q(1+√2i)+R(1+√2i)

R(1+√2i)=0

 

空欄(オ)、(カ)

R(x)=mx+nより
R(1+√2i)=m(1+√2i)+n=(m+n)+√2mi

R(1+√2i)=0より

(m+n)+√2mi=0
実数部は実数部、虚数部は虚数部で等しくなるので、
√2m=0 → m=0
m+n=0 → n=0


空欄(キ)

m=0, n=0より

R(x)=mx+n=0

 

空欄(ク)〜(コ)

P(x)=3x4+2x3+kx+l

P(x)=S(x)Q(x)+R(x)

S(x)=x2-2x+3

R(x)=mx+n

今、Q(x)=ax2+bx+c とすると

3x4+2x3+kx+l=(x2-2x+3)(ax2+bx+c)+(mx+n)
3x4+2x3+kx+l=ax4+(-2a+b)x3+(3a-2b+c)x2+(3b-2c+m)x+(3c+n)

すべてのxで成り立つとすると、各階乗の計数が等しいから、

3=a → a=3

2=-2a+b → b=8

0=3a-2b+c → c=7

k=3b-2c+m → m=k-10

l=3c+n → n=l-21
以上より、
Q(x)=3x2+8x+7


空欄(サ)〜(セ)

m=k-10、n=l-21より、
R(x)=(k-10)x+l-21

 

空欄(ソ)〜(ツ)

k-10=0 → k=10

l-21=0 → l=21

 

空欄(テ)、(ト)

R(x)=0より、

P(x)=S(x)Q(x)+R(x)=S(x)Q(x)
P(x)=0より、
S(x)Q(x)=0
つまり、S(x)=0、Q(x)=0で解を持つ。
このとき、S(x)=0は空欄(ア)、(イ)で、x=1±√2iを解に持つことがわかっているので、 
1+√2i以外の解の一つはx=1-√2iとなります。

 

さらに別の解は、Q(x)=0から求められる解であることがわかります。
Q(x)=3x2+8x+7 より、

3x2+8x+7=0

二次方程式の解の公式より、

x=(-4±√5i)/3

まとめ

Q(x)=0にたどり着けばあとは二次方程式の解の公式で求めるだけなので、丁寧に計算しましょう。

参考になった数0

02

(1)(ウ)より P(x)=S(x)Q(x)+R(x)…①

 

R(x)=0 から、①式は P(x)=S(x)Q(x) と表せます。

このときS(x)=0の解やQ(x)=0の解はP(x)=0の解であるともいえますね。

 

(1)より S(x)=x2-2x+3, x=1±√2i です。

したがって、 (テ)=1, (ト)=2 です。

 

これで、P(x)=0の解のうちS(x)の部分が持っている2つが分かりました。

次はQ(x)の部分が持つ解を求めましょう。

 

2次方程式ax2+bx+c=0(a≠0)の解は以下の式で求められます。

2次方程式の解の公式 x={-b±√(b2-4ac)}/2a

選択肢3. ナ:4  ニ:5  ヌ:3

(ク)(ケ)(コ)から、Q(x)=3x3+8x+7

2次方程式の解の公式より、Q(x)=0の解は

x={-8±√(82-4・3・7)}/2・3

x=(-4±√5i)/3

 

したがって、答えは(ナ)=4, (ニ)=5, (ヌ)=3です。

まとめ

2次方程式の解の公式は必ず暗記しておきましょう。4次方程式にも解の公式はありますが、そこまで覚える必要はありません。

参考になった数0

03

P(x)=3x4+2x3+kx+lを

S(x)=x2-2x+3で割ります。

 

よって、

Q(x)=3x3+8x+7

R(x)=(k-10)x+l-21

 

P(x)=0は1+√2iを解にもつということは、

余りは0になるので、

k=10、l=21

です。

 

P(x)=(3x3+8x+7)(x2-2x+3)

 

P(x)=0の解は

(1)より

x=1+√2iのほかにx=1ー√2iも解です。

 

3x3+8x+7=0の解を考えます。

解の公式より

x=(-8±√82-4・3・7)/2・3

  =(-8±√20i)/2・3

  =(-4±√5i)/3

 

よって、

1+√2i以外の解は

x=1-√2i,(-4±√5i)/3

選択肢3. ナ:4  ニ:5  ヌ:3

正解です。

参考になった数0