共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問14 (数学Ⅰ・数学A(第2問) 問4)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問14(数学Ⅰ・数学A(第2問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

〔1〕座標平面上に4点O(0,0)、A(6,0)、B(4,6)、C(0,6)を頂点とする台形OABCがある。また、この座標平面上で、点P、Qは次の規則に従って移動する。

<規則>
・Pは、Oから出発して毎秒1の一定の速さでx軸上を正の向きにAまで移動し、Aに到達した時点で移動を終了する。
・Qは、Cから出発してy軸上を負の向きにOまで移動し、Oに到達した後はy軸上を正の向きにCまで移動する。そして、Cに到達した時点で移動を終了する。ただし、Qは毎秒2の一定の速さで移動する。
・P、Qは同時刻に移動を開始する。

この規則に従ってP、Qが移動するとき、P、QはそれぞれA、Cに同時刻に到達し、移動を終了する。
以下において、P、Qが移動を開始する時刻を開始時刻、移動を終了する時刻を終了時刻とする。

(3)開始時刻から終了時刻までのΔPBQの面積について、面積の最小値は( オ )であり、最大値は( カキ )である。

( オ )にあてはまるものを1つ選べ。
問題文の画像
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

空欄(イ)

開始時刻からt秒後(0≦t≦3)のP、Qの位置は
P ... (0+t, 0)=(t, 0)
Q ... (0, 6-2×t)=(0, 6-2t)
なお、t=3のとき、QはOで折り返します。
△PBQの面積=△PBOの面積+△OBQの面積-△POQの面積
=t×6/2+(6-2t)×4/2-t×(6-2t)/2

=t2-4t+12

=(t-2)2+8

△PBQの面積は、t=2で最小値8となる下に凸の二次関数となります。
よって、0≦t≦3のときも、最小値はt=2のときの8となります。

 

空欄(ウ)、(エ)

最大値はt=0またはt=3になりますが、最小値のt=2から間隔が大きいほうが面積が大きくなります。

よって最大値はt=0のときの12となります。

 

空欄(イ)〜(エ)と同様に、点QがOで折り返したあとの3≦t≦6について考えます。

P、Qの位置は
P ... (3+(t-3), 0)=(t, 0)
Q ... (0, 2×(t-3))=(0, 2(t-3))
△PBQの面積=△PBOの面積+△OBQの面積-△POQの面積
=t×6/2+2(t-3)×4/2-t×2(t-3)/2

=-t2+10t-12

=-(t-5)2+13
△PBQの面積は、t=5で最大値13となる上に凸の二次関数となります。

よって、3≦t≦6のときも、最大値はt=5のときの13となります。

最小値はt=3またはt=6になりますが、最大値のt=5から間隔が大きいほうが面積が小さくなります。

よって最小値はt=3のときの9となります。

 

空欄(イ)〜(エ)の結果と合わせると、

最小値はt=2のときの8になります。

まとめ

空欄(イ)〜(エ)と同様に面積を求めましょう。

参考になった数0

02

前問までで、PとQは同時に動き始め、終了時刻は6秒後です。
時刻をx秒後とすると、Pは毎秒1でx軸上を動くので、

P(x,0)

と表せます。

一方、QはCからOへ下がり、その後OからCへ戻るので、

0≦x≦3 のとき、Q(0,6−2x)
3≦x≦6 のとき、Q(0,2x−6)

となります。

この2つの場合に分けて、△PBQの面積の最小値を調べます。

選択肢3. 8

3点 P(x,0)、B(4,6)、Q(0,y) でできる三角形の面積は、

1/2×|4y+x(6−y)|

で求められます。

 

まず、0≦x≦3 のときです。
このとき、Qのy座標は y=6−2x です。
これを代入すると、面積は

1/2×{4(6−2x)+x(6−(6−2x))}

=1/2×(24−8x+2x²)

=x²−4x+12

となります。

これは

x²−4x+12=(x−2)²+8

と変形できます。

したがって、0≦x≦3 の範囲での最小値は、

x=2 のときの 8 です。

 

次に、3≦x≦6 のときです。
このとき、Qのy座標は y=2x−6 です。
同じように面積を求めると、

−x²+10x−12

となります。

これは上にふくらむ形ではなく、山の形の式なので、この範囲で一番小さくなるのは端の値です。
x=3 のときは 9、x=6 のときは 12 なので、この範囲での最小値は 9 です。

 

よって、全体の最小値は 8 です。

参考になった数0

03

PとQはそれぞれ直線上を一定速度で移動し、両者とも同時に始点から終点へ到達します。
「ΔPBQの面積」は、時間tにおけるP(t)BQ(t)という三角形の面積です。
この面積を時間で表して最小値を求めれば答えが得られます。
この解説ではベクトルOAをOA→と表現します。

選択肢3. 8

PはO(0,0)からA(6,0)へx軸上を速度1で移動し停止するので0≤t≤6です。
QはC(0,6)からy軸上を下方向に速度2でOへ、そこから再び上方向にCへ移動するので0≤t≤6です。

PはO(0,0)からA(6,0)へx軸上を速度1で移動するので時刻tでの点Pの座標P(t)は
P(t)=(t,0)(0≤t≤6)

QはC(0,6)からy軸上を下方向に速度2でOへ、そこから再び上方向にCへ移動します。
つまり時刻tでの点Qの座標Q(t)は
Q(t)=(0,6−2t)(0≤t≤3)
Q(t)=(0,2t−6)(3<t≤6)

三角形の頂点を P、B、Q、点Qの座標をQyとします。

PB→=B−P=(4−t,6)(0≤t≤6)
PQ→=B−Q=(−t,Qy)

2次元空間でベクトル (a,b)と (c,d)の平行四辺形の面積は|ad−bc|で求められ、対角線で2分された三角形の面積はその半分です。
時刻tにおける三角形PBQの面積をS(t)とすると
S(t)
=(1/2)*|(4-t)(Qy)+6t|

(i)0≤t≤3
この時Qy=6−2tです。
S(t)
=(1/2)*|(4-t)(6−2t)+6t|
=(1/2)*|2t2−8t+24|

ここで0≤t≤3で2t2−8t+24>0なので、
S(t)
=t2−4t+12
=(t-2)2+8

S(t)は下に凸のtに関する二次関数のため、t=2で最小値8をとります。

(ii)3<t≤6
この時Qy=2t-6です。
S(t)
=(1/2)*|(4-t)(2t-6)+6t|
=(1/2)*|-2t2+20t-24|

ここで3<t≤6で-2t2+20t-24>0なので、
S(t)
=-t2+10t-12
=-(t-5)2+13

S(t)上に凸のtに関する二次関数であり、t=5が極値となるためt=3で最小値9をとります。

(i)(ii)よりS(t)の最小値は8です。

参考になった数0