大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問51 (数学Ⅰ・数学A(第5問) 問11)
問題文
ここでは
AP:PQ:QC=2:3:3、 AT:TS:SD=1:1:3
を満たす星形の図形を考える。
以下の問題において比を解答する場合は、最も簡単な整数の比で答えよ。
(2)5点P、Q、R、S、Tが同一円周上にあるとし、AC=8であるとする。
(ⅲ)3点C、D、Eを通る円と2点A、Bとの位置関係について調べよう。
この星形の図形において、さらにCR=RS=SE=3となることがわかる。したがって、点Aは3点C、D、Eを通る円の( ス )にあり、点Bは3点C、D、Eを通る円の( セ )にある。
( セ )にあてはまるものを1つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問51(数学Ⅰ・数学A(第5問) 問11) (訂正依頼・報告はこちら)
ここでは
AP:PQ:QC=2:3:3、 AT:TS:SD=1:1:3
を満たす星形の図形を考える。
以下の問題において比を解答する場合は、最も簡単な整数の比で答えよ。
(2)5点P、Q、R、S、Tが同一円周上にあるとし、AC=8であるとする。
(ⅲ)3点C、D、Eを通る円と2点A、Bとの位置関係について調べよう。
この星形の図形において、さらにCR=RS=SE=3となることがわかる。したがって、点Aは3点C、D、Eを通る円の( ス )にあり、点Bは3点C、D、Eを通る円の( セ )にある。
( セ )にあてはまるものを1つ選べ。
- 内部
- 周上
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この過去問の解説 (1件)
01
円Ωを「3点C、D、Eを通る円」とします。
点と円の位置関係は、「方べきの定理」で考えることができます。
点Bと円Ωに関する方べきの値の符号を調べます。
点Rは、線分BDと線分CEの交点です。
ここで、点Rと円Ωの位置関係に着目します。
円Ωは3点C,D,Eを通る円です。つまり、線分CEは円Ωの弦(円周上の2点を結ぶ線分)です。
点Rは線分CE上の点なので、点Rは円Ωの内部にあることがわかります。
また、点Rは円Ωの内部にあるので、Rを通る直線は必ず円Ωと2点で交わります。
直線BDは、円Ωと点Dで交わります。そして、Rが内部の点であることから、もう1つの交点D'が存在します。
このとき、方べきの定理から、点Rは弦DD'を内分する点になります。
つまり、直線BD上において、3点D',R,Dは「D'-R-D」という順序で並びます。
一方で、問題の星形の図から、直線BD上の点の並びは「B-Q-R-D」の順になっています。
このことから、点Bは、点Rから見て点Dとは反対側にあることがわかります。
以上から分かる各点の順序関係は
D'-R-D
B-Q-R-D
となるため、点Bは、円Ωの弦である線分DD'の延長上にある、つまり線分DD'の外部にあることが確定します。
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