大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問58 (数学Ⅱ・数学B(第1問) 問7)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問58(数学Ⅱ・数学B(第1問) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

〔1〕(2)x>0、x≠l、y>0とする。logxyについて考えよう。

(ⅱ)座標平面において、不等式0<logxy<1の表す領域を図示すると、( ケ )の斜線部分となる。ただし、境界(境界線)は含まない。

( ケ )については、最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (2件)

01

指数・対数の関係性より0<logxy<1は

logx1<logxy<logxx

と表すことができます。

x>0、x≠1より、下記の2通り場合分けできます。

(a)x>1のとき、1<y<x

(b)0<x<1のとき、1>y>x

 

(a)を満たす範囲は下図のようになります。

(b)を満たす範囲は下図のようになります。

従って両方満たす範囲が正解となります。

選択肢3. 解答選択肢の画像

上記解説より、この選択肢が正解です。

まとめ

不等号の片側ずつ、1つずつ範囲を把握していくことが大切です。

参考になった数0

02

(A)0<x<1の場合
底xが1より小さいので、y=logxtはtについての減少関数になります。

 

(A-i)logxy>0の場合
0=logx1なので、logxy>logx1となります。
底が1より小さいので、y<1となります。

(A-ii)logxy<1の場合
1=logxxなので、logxy<logxxとなります。
底が1より小さいので、y>xとなります。

 

以上をまとめると、0<x<1の範囲では、求める領域はx<y<1となります。
これは、直線y=xの上側であり、かつ、直線y=1の下側の領域です。

 

(B)x>1の場合
底xが1より大きいので、y=logxtはtについての増加関数になります。

 

(B-i)logxy>0はlogxy>logx1と同じです。
底が1より大きいので、y>1となります。

(B-ii)logxy<1はlogxy<logxxと同じです。
底が1より大きいので、y<xとなります。

 

以上をまとめると、x>1の範囲では、求める領域は1<y<xとなります。
これは、直線y=1の上側であり、かつ、直線y=xの下側の領域です。

 

(A)と(B)の結果を合わせると、求める領域は直線y=xと直線y=1で囲まれる領域であることが分かります。

参考になった数0