大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問60 (数学Ⅱ・数学B(第1問) 問9)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問60(数学Ⅱ・数学B(第1問) 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

〔2〕S(x)をxの2次式とする。xの整式P(x)をS(x)で割ったときの商をT(x)、余りをU(x)とする。ただし、S(x)とP(x)の係数は実数であるとする。

(1)P(x)=2x3+7x2+10x+5、S(x)=x2+4x+7の場合を考える。
方程式S(x)=0の解はx=( コサ )±(√[ シ ])iである。
また、T(x)=( ス )x−( セ )、U(x)=( ソタ )である。

( ス )、( セ )にあてはまるものを1つ選べ。
  • ス:1  セ:1
  • ス:2  セ:1
  • ス:2  セ:2
  • ス:2  セ:3

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この過去問の解説 (2件)

01

S(x)=0より、x2+4x+7=0について解の公式用いると

x

=(-4±√(42-4×1×7))/2×1

=(-4±√(16-28))/2

=(-4±√(-12))/2

=(-4±2(√3)i))/2

=-2±(√3)i

 

題意の通り、P(x)をS(x)で割ると

従って商は

T(x)=2x-1

選択肢2. ス:2  セ:1

正解です。

まとめ

まずは文脈の通り、方程式どおしで割り算を実施することがpointです。

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02

まず、P(x)の最高次の項である2x3を消すことを考えます。
S(x)に2xを掛けると、

2x*(x2+4x+7)

=2x3+8x2+14x

となります。


P(x)からこれを引くと、
(2x3+7x2+10x+5)-(2x3+8x2+14x)

=-x2-4x+5
となります。

 

次に、この式の最高次の項である-x2を消すことを考えます。
S(x)に-1を掛けると、

-1*(x2+4x+7)

=-x2-4x-7

となります。


先ほどの式からこれを引くと、
(-x2-4x+5)-(-x2-4x-7)

=12
となります。

 

12は定数なので、ここで計算は終了です。

この計算から、
商T(x)=2x-1
であることが分かります。

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