大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問64 (数学Ⅱ・数学B(第1問) 問13)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問64(数学Ⅱ・数学B(第1問) 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

〔2〕S(x)をxの2次式とする。xの整式P(x)をS(x)で割ったときの商をT(x)、余りをU(x)とする。ただし、S(x)とP(x)の係数は実数であるとする。

(2)方程式S(x)=0は異なる二つの解α、βをもつとする。このとき
 P(x)をS(x)で割った余りが定数になることと同値な条件を考える。

(ⅰ)余りが定数になるときを考えてみよう。
仮定から、定数kを用いてU(x)=kとおける。このとき、( チ )。
したがって、余りが定数になるとき、( ツ )が成り立つ。

(ⅱ)逆に( ツ )が成り立つとき、余りが定数になるかを調べよう。
S(x)が2次式であるから、m、nを定数としてU(x)=mx+nとおける。P(x)をS(x)、T(x)、m、nを用いて表すと、P(x)=( テ )となる。この等式のxにα、βをそれぞれ代入すると( ト )となるので、( ツ )とα≠βより( ナ )となる。以上から余りが定数になることがわかる。

( テ )にあてはまるものを1つ選べ。
  • (mx+n)S(x)T(x)
  • S(x)T(x)+mx+n
  • (mx+n)S(x)+T(x)
  • (mx+n)T(x)+S(x)

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この過去問の解説 (1件)

01

題意より、方程式S(x)=0は異なる二つの解α、βをもつことから

S(α)=S(β)=0

が成り立ちます。

同様に題意より、P(x)をS(x)で割ったときの商をT(x)、余りをU(x)とすること、U(x)=kとおくことから

P(x)=S(x)T(x)+k

が成り立ちます。

これら2式を用いて定数を算出すると

P(α)=P(β)=k

が成り立ちます。

この関係性が記載されていたら正解です。

 

3つ目の式よりP(α)=P(β)

 

題意より、U(x)=mx+nとおいているため

P(x)=S(x)T(x)+U(x)

P(x)=S(x)T(x)+mx+n

選択肢2. S(x)T(x)+mx+n

正解です。

まとめ

事実関係を数式化していくことが大切です。

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