大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問65 (数学Ⅱ・数学B(第1問) 問14)
問題文
(2)方程式S(x)=0は異なる二つの解α、βをもつとする。このとき
P(x)をS(x)で割った余りが定数になることと同値な条件を考える。
(ⅰ)余りが定数になるときを考えてみよう。
仮定から、定数kを用いてU(x)=kとおける。このとき、( チ )。
したがって、余りが定数になるとき、( ツ )が成り立つ。
(ⅱ)逆に( ツ )が成り立つとき、余りが定数になるかを調べよう。
S(x)が2次式であるから、m、nを定数としてU(x)=mx+nとおける。P(x)をS(x)、T(x)、m、nを用いて表すと、P(x)=( テ )となる。この等式のxにα、βをそれぞれ代入すると( ト )となるので、( ツ )とα≠βより( ナ )となる。以上から余りが定数になることがわかる。
( ト )にあてはまるものを1つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問65(数学Ⅱ・数学B(第1問) 問14) (訂正依頼・報告はこちら)
(2)方程式S(x)=0は異なる二つの解α、βをもつとする。このとき
P(x)をS(x)で割った余りが定数になることと同値な条件を考える。
(ⅰ)余りが定数になるときを考えてみよう。
仮定から、定数kを用いてU(x)=kとおける。このとき、( チ )。
したがって、余りが定数になるとき、( ツ )が成り立つ。
(ⅱ)逆に( ツ )が成り立つとき、余りが定数になるかを調べよう。
S(x)が2次式であるから、m、nを定数としてU(x)=mx+nとおける。P(x)をS(x)、T(x)、m、nを用いて表すと、P(x)=( テ )となる。この等式のxにα、βをそれぞれ代入すると( ト )となるので、( ツ )とα≠βより( ナ )となる。以上から余りが定数になることがわかる。
( ト )にあてはまるものを1つ選べ。
- P(α)=T(α)かつP(β)=T(β)
- P(α)=mα+nかつP(β)=mβ+n
- P(α)=(mα+n)T(α)かつP(β)=(mβ+n)T(β)
- P(α)=P(β)=0
- P(α)≠0かつP(β)≠0
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この過去問の解説 (1件)
01
題意より、方程式S(x)=0は異なる二つの解α、βをもつことから
S(α)=S(β)=0
が成り立ちます。
同様に題意より、P(x)をS(x)で割ったときの商をT(x)、余りをU(x)とすること、U(x)=kとおくことから
P(x)=S(x)T(x)+k
が成り立ちます。
これら2式を用いて定数を算出すると
P(α)=P(β)=k
が成り立ちます。
この関係性が記載されていたら正解です。
3つ目の式よりP(α)=P(β)
題意より、U(x)=mx+nとおいているため
P(x)=S(x)T(x)+U(x)
S(α)=S(β)=0が成り立つことから
P(α)=mα+n
P(β)=mβ+n
が成り立ちます。
正解です。
シンプルに誘導に従っていくことが大切です。
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