共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問104 (数学Ⅱ・数学B(第4問) 問9)

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問題

共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問104(数学Ⅱ・数学B(第4問) 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

(3)太郎さんは
(cn+3)(2cn+1−cn+3)=0 (n=1,2,3,…) ・・・・・①
を満たす数列{cn}について調べることにした。

(ⅳ)次の(Ⅰ)、(Ⅱ)、(Ⅲ)は、数列{cn}に関する命題である。

(Ⅰ)c1=3かつc100=−3であり、かつ①を満たす数列{cn}がある。
(Ⅱ)c1=−3かつc100=−3であり、かつ①を満たす数列{cn}がある。
(Ⅲ)c1=−3かつc100=3であり、かつ①を満たす数列{cn}がある。

(Ⅰ)、(Ⅱ)、(Ⅲ)の真偽の組合せとして正しいものは( ト )である。

( ト )にあてはまるものを1つ選べ。
  • (Ⅰ)真  (Ⅱ)真  (Ⅲ)真
  • (Ⅰ)真  (Ⅱ)真  (Ⅲ)偽
  • (Ⅰ)真  (Ⅱ)偽  (Ⅲ)真
  • (Ⅰ)真  (Ⅱ)偽  (Ⅲ)偽
  • (Ⅰ)偽  (Ⅱ)真  (Ⅲ)真
  • (Ⅰ)偽  (Ⅱ)真  (Ⅲ)偽
  • (Ⅰ)偽  (Ⅱ)偽  (Ⅲ)真
  • (Ⅰ)偽  (Ⅱ)偽  (Ⅲ)偽

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この過去問の解説 (2件)

01

前問(テ)および問題文により、

{cn} が漸化式①を満たす条件のもとで、
c1 ≠ -3 であれば、任意の自然数 n について cn ≠ -3 となります。
また、対偶命題を考える事により、
ある自然数 n について cn = -3 であるならば、c1 = -3 となります。

(※より詳細には、設問(セソ)(シス)のように c1 = c2 = c3 = … = cn-1 = cn = -3 です。)

 

それらをもとに本設問の命題の真偽の判定をします。
(I) 前問(テ)の命題より c1 ≠ 3 のとき c100 ≠ -3 となり命題は偽です。
(II) 対偶命題より、c100 = -3 のとき c1 = -3 となり命題は真です。
 

(III)  注意が必要な命題です。
本設問の少し前を見て、(ii) の問題文を改めて読むと、
「c3=−3のとき、c4がどのような値でも (c3+3) (2c4−c3+3) = 0が成り立つ」と記述されています。
これは具体的には、c3+3 = 0 であるから、
漸化式①が成立するためには2c4−c3+3 ≠ 0 でもよい(任意の実数で構わない)という事です。

 

そして、前問(テ)の対偶命題から、
ある自然数 n について cn = -3 であるならば、c1 = -3 です。
そこで、n = 99 のときに c99 = -3 であるならば c1 = -3 となります。

そして c99 = -3 であれば、c100 が任意の実数のもとで、
式 (c99 + 3) (2c100 - c99 + 3) = 0 が満たされます。

 

c100 が任意の実数でよいという事は、「3」でも構わないという事です。

よって「c1 = -3 かつ c100 = 3 かつ漸化式①を満たす数列{cn}」は存在できます。
したがって、本設問の (III) の命題は真です。

 

(I):偽 (II):真 (III):真  の組み合わせの選択肢が本設問の解答となります。
 

前問(テ)(※一部のみです。「命題」とは 「c1 ≠-3 ⇒ cn ≠-3」の事です。)

仮定から n = 1 の場合は命題が成立しているので、
n = k の時に命題が成立していると仮定したときに、
n = k +1 のときにも命題が成立すればよい事になります。

 

「n=k のとき cn≠−3 が成り立つと仮定すると、n=k+1 のときも cn≠−3 が成り立つこと」の選択肢が設問(テ)の解答となります。

 

設問(セソ)(シス)

漸化式①は、
cn + 3 = 0 または 2cn+1 - cn + 3 = 0 と解釈できます。
問題文にしたがうと c3 + 3 = -3 + 3 = 0 となり①を満たしますが、
その式からは c2 が分かりません。
そこで  2cn+1 - cn + 3 = 0 の式を使います。
2・(-3) - c2 + 3 = 0 とすると、
-6 - c2 +3 = 0 
⇔ c2 = -3 となり、
c2 - 3 = 0 かつ 2c3 - c2 + 3 = 0 となります。

 

次に c1を計算するために 2・(-3) - c1 + 3 = 0 を考え、
c1 = -3 となり、
c1 - 3 = 0 かつ 2c2 - c1 + 3 = 0 となります。

 

選択肢5. (Ⅰ)偽  (Ⅱ)真  (Ⅲ)真

(I)と(II)は前問(テ)の命題と対偶命題を使って真偽の判定ができます。
(III)は特に要注意で、設問(セソ)(シス)をヒントにして、
c100 = 3 の「3」が「任意の実数」の1つという事に気付くと真偽の判定ができます。

まとめ

上記解説では、
(I) は前問(テ)の命題にそのまま当てはめて判定をしました。
(II) はその対偶命題を使っています。
A ⇒ B が真のとき、その対偶命題 「Bの否定」 ⇒ 「Aの否定」 も真です。


(III) は判定がやや分かりにくいと思われる命題です。
設問(セソ)(シス)の問題文(ii)がヒントになります。
前問(テ)の対偶命題とも合わせると、
c99 = -3 であれば c = -3 であり、かつ①も満たされ、
c100 は任意の実数でよい事になります。

 

数列の問題は必ずしも特定の公式だけで対応できないものがありますが、
共通試験においては原則としてヒントはどこかにある事を踏まえて、同程度の難易度の数列の問題に慣れましょう。

参考になった数0

02

(l)命題Aからcn≠-3ならcn+1≠-3ですから偽です。

(ll)c1=...=c100=-3は①を満たしますので真です。

(lll)c99=-3ならc100は任意の値で①を満たします。

同様に考えるとc1=...=c99=-3かつc100=3が成り立ちます。

参考になった数0