共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問106 (数学Ⅱ・数学B(第5問) 問2)

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問題

共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問106(数学Ⅱ・数学B(第5問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

点Oを原点とする座標空間に4点A(2,7,−1)、B(3,6,0)、C(−8,10,−3)、D(−9,8,−4)がある。A、Bを通る直線をl1とし、C、Dを通る直線をl2とする。
( オ )にあてはまるものを1つ選べ。
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この過去問の解説 (3件)

01

(※本解説ではベクトルOA を →OA と記します。)
設問(ア)~(エ)より、→AB = (1, -1, 1)
また、同様の計算により、
→CD = →OD - →OC = (-9 - (-8), 8 - 10, -4 - (-3))
= (-1, -2, -1)

 

よって、求める内積は次のようになります。
→AB・→CD =  (1, -1, 1)・(-1, -2, -1)
= 1・(-1) + (-1)・(-2) +1・(-1)
=-1 + 2 - 1 = 0

 

「0」の選択肢が設問(オ)の解答となります。

 

設問(ア)~(エ)

問題文の4点の座標は、
いずれも位置ベクトル →OA, →OB のように表す事ができ、
→AB = →OB - → OA = (3 - 2, 6 - 7, 0 - (-1))
= (1, -1, 1) と計算できます。

選択肢1. 0

まず →CD を →AB 同様に座標成分で(位置ベクトルで)表し、
座標成分を使った内積の公式により内積を計算します。


ベクトル同士の内積はスカラーです。(つまり、ベクトルではなく実数値になります。)

まとめ

→t = (a, b, c),  →u =(x, y, z) があったとき、
→t と→u の 内積は、
→t ・→u = ax + by + cz で計算できます。
すなわち成分ごとに掛け算した値を足し合わせて計算します。
この公式は、
内積の定義 →t ・→u = |→t|・|→u|・cosθと、
余弦定理によって導出できます。  
 

上記解説で、→CD の計算ではベクトルの引き算の公式を使っています。

 

設問(ア)~(エ)の解説より(ベクトルの引き算)

上記解説ではベクトルの引き算の公式 →AB = →OB - → OA を使用しています。
ベクトルは大きさと向きが同じなら平行移動しても同じ量として扱える事を利用して得られる公式です。
もし暗記が難しい場合、下図のように図で理解するのも1つの方法です。

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02

この解説では、ベクトルの記号の代わりに下線を用います。
ベクトルaを 、点Aから点Bへ向かうベクトルを AB と表記します。

 

まず、ABCDの成分を求めます。
AB=OB-OA=(1,-1,1)
CD=OD-OC=(-1,-2,-1)

 

次に、内積の公式にこれらを代入します。
ABCD=1・(-1)+(-1)・(-2)+1・(-1)=-1+2-1=0

 

以下は、基本事項の解説となります。

 

各点の座標は、原点Oからその点へ向かうベクトルの成分であるので、OA=(2,7,-1) OB=(3,6,0) OC=(-8,10,-3) OD=(-9,8,4) となります。

 

AB の求め方がすぐに思いつかない場合には、一度原点Oを挟んでしりとりを行い、逆ベクトルの性質(OA=-AO)を用いてOAとOBのみの式に直すとよいでしょう。
    AO+OB=-OA+OB=OB-OA

 

ベクトルの演算は、各成分同士で行ないます。
今回の場合は、以下のように各成分同士で引き算を行っています。
x成分:3-2-1=1
y成分:6-7-=-1
z成分:0-(-1)=1

 

CDの成分についても同様にして求めます。

 

◎内積の公式

内積は各成分同士の積を足すことで求めることができます。

 

a=(a1,a2,a3) b=(b1,b2,b3) とした場合、
a・b=a1b1+a2b2+a3b3

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03

AからBへのベクトルをABと書きます。

AB=(1,-1,1)

CD=(-1,-2,-1)

以上から

ABCD=-1+2-1=0

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